今回は検シロウさんが販売している「ComeBack EURUSD」のレビューを紹介します。
興味があればぜひ参考にしてください。
ComeBack EURUSDのストラテジーについて
最初に「ComeBack EURUSD」の詳細について紹介します。
ComeBack EURUSDの特徴は次の通りです。
通貨ペア | EUR/USD、AUD/NZD |
取引スタイル | スキャルピング、デイトレード |
最大ポジション数 | 15(変更可能) |
最大ロット数 | 0.1 |
使用する時間足 | 15分足 |
最大ロスストップ | 180 |
テイクプロフィット | - |
両建て | あり |
ComeBack EURUSDの特徴は使用する通貨ペアが「ユーロドル」と「豪ドル/NZドル」の2つを採用している点です。
多くのEAはトレードで使う通貨ペアは1種類のみですが、ComeBack EURUSDは2つの通貨ペアを使ってトレードするため、単純にトレードチャンスが2倍になります。
またComeBack EURUSDはテイクプロフィットを設定されていません。
テイクプロフィットが設定されていれば一定の利益が出た時点で決済しますが、さらに利益が伸びるところでは早めに撤退するため利益が目減りしてしまいます。
しかしComeBack EURUSDではテイクプロフィットを設定していないため、大きく利益が伸びるところでは最大限まで利益を確保してくれるため、1回のトレードで大きな利益が期待できます。
20年間分のバックテストでは1回のトレードで173pips獲得した例もあります。
ストラテジーから見る限り、ComeBack EURUSDは積極的に利益を取りに行くタイプのEAであることが読み取れます。
ComeBack EURUSDの運用実績について
次に「ComeBack EURUSD」の運用実績について紹介します。
ComeBack EURUSDのこれまでの運用実績は次の通りです。
収益 | 594,398円 |
収益率 | 58.79% |
プロフィットファクター | 1.83 |
勝率 | 71.08% |
平均利益 | 688円 |
最大ドローダウン | 9.88% |
平均損失 | -926円 |
最大利益 | 5,034円 |
最大損失 | -8,409円 |
次にComeBack EURUSDの2021年1月から2021年10月までの運用実績をまとめました。
トレード月 | 損益 | 勝率 | トレード回数 |
---|---|---|---|
2021年1月 | 8,289円 | 88.89% | 19回 |
2021年2月 | 462円 | 67.12% | 73回 |
2021年3月 | 18,539円 | 79.25% | 53回 |
2021年4月 | -3,346円 | 57.61% | 92回 |
2021年5月 | 21,611円 | 75% | 64回 |
2021年6月 | 20,027円 | 79.66% | 59回 |
2021年7月 | 3,635円 | 60% | 25回 |
2021年8月 | 1,427円 | 63.64% | 22回 |
2021年9月 | 7,151円 | 90.48% | 21回 |
2021年10月 | 6,600円 | 100% | 14回 |
ComeBack EURUSDの運用実績を見ると、勝率が7割を越えていてプロフィットファクターも1.83あるため安定した運用が期待できます。
2021年の損益だけを見ても4月にマイナス収支だったものの、それ以外の月はプラス収支になっていますのでComeBack EURUSDは利益が出やすいEAと言えるでしょう。
ただ月別の損益を見ると収益に大きな開きがあります。
例えば2021年2月は462円しか利益がありませんが、2021年5月や6月は20,000円を超えています。
またトレード回数も多いと100回近くトレードしていますが、20回以下しかしてない月もあります。
このようにComeBack EURUSDは月によってバラつきがあるため、ある程度長期的な視点で運用する必要があります。
月ごとの結果に一喜一憂せず何年も動かす気持ちで使うと、トレードによる利益は増えていくでしょう。
ComeBack EURUSDのメリット
「ComeBack EURUSD」にはさまざまなメリットがあります。
特に次の3点は他のEAと比べて大きな違いでもあるので、ぜひ知っておきましょう。
2種類の通貨ペアでトレードする
ComeBack EURUSDは「ユーロドル」と「豪ドル/NZドル」の2つの通貨ペアでトレードするEAです。
基本は「ユーロドル」で運用しますが、利用者によっては「豪ドル/NZドル」に変更できるため、2つの相場環境を見てどちらでトレードするか?を決めることができます。
ユーロドルと豪ドル/NZドルの特徴は次の通りです。
- 値動きが小さいためリスクが小さい
- 長期的な運用に向いている
- 短期的に利益を上げるのには不向き
- レンジ相場を形成しやすい
- 急騰・急落しにくい
2つの通貨ペアでトレードできるため、チャンスが多い方を選べばより効率よく利益を出すことができます。
1回のトレードで利益が出しやすい
ComeBack EURUSDはテイクプロフィットの設定がされていません。
テイクプロフィットがあると設定した利益が出たとたんに利確決済をしますが、大きく利益が伸ばせる場面でも設定した利益が出た時点で決済するため、大きな利益が取れるチャンスをみすみす逃してしまうデメリットがあります。
しかしComeBack EURUSDはテイクプロフィットが設定されていないため、大きく利益が取れるところで最大限利益が取れるようになっています。
もちろんポジションを持ちすぎて結果的に損切してしまう…なんて事態にならないロジックが組み込まれているため、「利益を取り逃がした」なんてこともありません。
損切決済を浅めにしてくれる
ComeBack EURUSDは最大ロスカットが180に設定されているものの、実際に最大ロスカットになるまでポジションを持つことはありません。
ComeBack EURUSDには決済ロジックが設定されているのですが、利確だけでなく損切のロジックも設定されています。
そのため、万が一損切することになっても最大ロスカットに到達する前に損切してくれるため、トレード失敗の損失額は抑えられます。
ComeBack EURUSDを使ってもトレードに失敗することはあるものの、損失を最小限に抑えるような設定になっているので、安心してComeBack EURUSDを使って運用できます。
ComeBack EURUSDのデメリット
「ComeBack EURUSD」にはさまざまなメリットがある反面、デメリットもあります。
特に次の3点はComeBack EURUSDを使う上で知っておくべきポイントなので、ぜひ理解しておきましょう。
1ヶ月当たりのトレード回数が多い月がある
ComeBack EURUSDはスキャルピングやデイトレードといったトレードスタイルのため、1ヶ月間のトレード回数は多くなりやすい傾向にあります。
トレード回数が多いとトレードチャンスが増えて利益を得る回数が多くなる反面、失敗して損切に遭うリスクも高くなります。
さらにとトレード回数が多いと「スプレッド」を支払う回数が多くなります。
スプレッドとは?
売値と買値の差額のこと。スプレッドが広いと利益が発生するまでの値幅が大きくなるため利益が出にくい。
スプレッドは各証券会社によって設定されているものの「スプレッド0」というところはありません。
ComeBack EURUSDで運用するならユーロドルと豪ドル/NZドルのスプレッドが狭い証券会社を選びましょう。
短期的に大きな利益は期待できない
短期的に大きな利益は期待できない
ComeBack EURUSDは最大ロットが0.1と低めに設定されているため、1回のトレードで1万円以上の利益出すのは難しいです。
これまでの運用実績を見ても1回の最大利益は5,000円で止まっています。
ただしComeBack EURUSDはスキャルピングでトレードするため、1日に何度もトレードすることがあり、相場環境次第では1日1万円以上利益をあげることもあります。
ComeBack EURUSDは長期的かつ安定して利益を出すタイプのEAのため、短期間でまとまったお金を作りたい人には不向きと言えるでしょう。
相場環境次第ではトレードしない日が続く
ComeBack EURUSDはスキャルピングやデイトレードでトレードするものの、相場環境次第によってはまったくトレードしない時もあります。
例えば2021年10月を見ると月間トレード回数は14回と少ないうえにトレード日数は2日しかありません。
とはいえ無理にトレード回数を増やしても負けるリスクが高くなるため、トレードしない日があっても不安になる必要はないでしょう。
1ヶ月まるまるトレードしない日がある場合はComeBack EURUSDのシステムエラーがある可能性があるため、管理者に連絡した方がいいかもしれません。
しかし1週間ほどトレードしない期間もザラではないため「ComeBack EURUSDはそういうEA」と考えて使いましょう。
ComeBack EURUSDの口コミ
「ComeBack EURUSD」に関する口コミを調べたところ、ネット上には特にありませんでした。
ゴゴジャンのComeBack EURUSDページにあるコミュニティには「フォワード成績順調に推移している」とあったため、しっかりと結果が残せるEAであると思います。
とはいえ、実績やストラテジーを見る限りComeBack EURUSDは長期的に運用するタイプのEAですので、2~3ヶ月使っただけでは効果を実感できないかもしれません。
ComeBack EURUSDを使うなら年単位(最低でも3年)は使うようにしましょう。
最後に
以上「ComeBack EURUSD」のレビューを紹介しました。
ComeBack EURUSDは2つの通貨ぺアで運用するEAなので他のEAに比べてトレードのチャンスが多いのが特徴です。
また高い勝率や2近くあるプロフィットファクターから、短期的に大きな利益を作るのは難しいかもしれませんが、長期的にみると利益が積み上げやすいEAなのでコツコツと利益を積み上げていくEAを探している人にはおすすめです。
ComeBack EURUSDの具体的な特徴や詳しい運用実績についてはゴゴジャンで紹介されているのでぜひチェックしてください。
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