ここではFirstPips合同会社さんが販売している「PEACE」のレビューを紹介します。
興味があればぜひ参考にしてください。
PEACEのストラテジー・特徴について
通貨ペア | AUD/CAD |
取引スタイル | スキャルピング、デイトレード、 スイングトレード、ポジショントレード |
最大ポジション数 | 11 |
最大ロット数 | 10 |
使用する時間足 | 5分足 |
最大ストップロス | 0 |
テイクプロフィット | 10 |
両建て | あり |
最初に「PEACE」の特徴をまとめました。
PEACEの特徴として次の3つが挙げられます。
移動平均線を使ってトレード判断するEA
PEACEでは移動平均線を使って売買判断を考えるEAです。
具体的には「指数移動平均線」を用いて判断しています。
指数移動平均線とは、一般的な移動平均線(単純移動平均線)と違い、現在よりも遠い過去の値動きを軽視し、直近の値動きを重視する考え方のもと算出された移動平均線です。
指数移動平均線と現在の価格の位置を確認し、特定の条件が合致したらエントリーする仕組みです。
またナンピンによってポジションを持ち越すため、強制ロスカットになる可能性が上がるものの、高い勝率でトレードしてくれます。
DMIを活用して「順張り」「逆張り」を判断
PEACEはDMIを活用してエントリーする方向を判断するEAです。
DMIとは市場を見極めるためのオシレーター指標の1つで、トレンドの有無と強弱を探るのに使います。
PEACEを使った見極め方は上にまとめた通りで、上記条件を参考にエントリーする方向が決定するため、トレードする相場環境を選びません。
さらにADXを用いてトレンド発生確率を確認し、エントリーの積極性を図ります。
ADXはオシレーターとして使用した手法です。
ADX線(トレンドの強さを表す線)がトレンドを示していない時に、D+(D-)が上昇したら「買われすぎ(売られすぎ)」として判断し逆張りのエントリーを行います。
EAの中には一方の相場環境(トレンド相場orレンジ相場)しかエントリーしない物が多い中、PEACEは両方の相場環境でトレードするため、トレードチャンスに積極的にエントリーするEAです。
トレンド発生に応じてナンピン幅を調整
PEACEはエントリーに失敗したらナンピンによってポジションを持ち越すEAです。
ナンピンする時は一定の値幅に応じて行うのではなく、相場の値動きに応じてナンピンする値幅を調整します。
具体的には上の画像のようにトレンドの勢いが強いと、勢いが強いうちはナンピンしません。
ナンピンの回数が減れば必要証拠金が抑えられるため、強制ロスカットになるリスクを減らせます。
ナンピンするため証拠金は多めに用意する必要がありますが、ナンピンのし過ぎで強制ロスカットになる危険性が少ないのがPEACEの特徴です。
PEACEの運用実績について
次にPEACEの運用実績についてまとめました。
PEACEの運用実績は以下の通りです。
PEACEの累計運用実績
収益 | 549,929円 |
収益率 | 105.85% |
プロフィットファクター | 1.97 |
勝率 | 75.59% |
平均利益 | 408円 |
最大ドローダウン | 20.69% |
平均損失 | -636円 |
最大利益 | 53,572円 |
最大損失 | -13,488円 |
PEACEの累計運用実績を上の表にまとめました。
特筆すべきは収益率で100%を超えています。
収益率とは投資額に対する利益(損失)の割合で、算出方法は「収益÷推奨証拠金×100」です。
収益率が100%に近ければしっかり利益が残せるEAであるとの証明ですが、PEACEは収益率が100%を越えているため、推奨証拠金以上の金額を稼げていることになります。
また総利益と総損失の比率を示す「プロフィットファクター(PF)」も2に近い数値のため、実績だけを見るとしっかり利益を出してくれるEAです。
最大ドローダウンが20%を超えているため、失敗すると大きな損失を負うリスクがありますが、最大利益が約50,000円なのに対して最大損失が約-13,000円なのを見ると、ハイリスクなトレードスタイルではありません。
累計運用実績を見る限り、大きなリスクを覚悟して取り組むタイプのEAではないことが分かります。
PEACEの月別運用実績
トレード月 | 損益 | 勝率 | トレード回数 |
---|---|---|---|
2022年1月 | 10,203円 | 76.47% | 68回 |
2022年2月 | 10,919円 | 75.32% | 77回 |
2022年3月 | 16,763円 | 70.65% | 92回 |
2022年4月 | 13,661円 | 72.09% | 86回 |
2022年5月 | 13,631円 | 78.82% | 85回 |
2022年6月 | 15,592円 | 80.20% | 101回 |
2022年7月 | 12,573円 | 71.23% | 73回 |
2022年8月 | 11,696円 | 72.22% | 72回 |
2022年9月 | 14,750円 | 75.00% | 84回 |
2022年10月 | 14,990円 | 77.53% | 89回 |
2022年11月 | 19,029円 | 78.95% | 114回 |
2022年12月 | 17,035円 | 76.34% | 93回 |
次にPEACEの2022年1月~12月までにおける月別の運用実績をまとめました。
年間のトレード実績で注目すべきは1年を通して大きな差がない点です。
例えば損益も1年を通してマイナス収支が1回もないだけでなく、最小が1月の10,203円に対して最大が19,029円と、約10,000円の差額しかありません。
トレード勝率も70〜80%と安定して推移しています。
デメリットはナンピンによるトレード回数の多さで、FX会社選びを間違えると取引手数料やスプレッドなどのコストが増えがちです。
以上の点からPEACEは大きなリスクを取らず、コツコツと資産を増やしていくタイプのEAのため、損するリスクを嫌うタイプの人はぜひ使ってみてください。
VPSがあれば24時間PEACEを稼働できる
PEACEは自動で売買してくれるEAのため、24時間パソコンを起動させないといけません。
普段使っていないパソコンを立ち上げて使えば問題ありませんが、停電などのリスクもあるし電気代もかかるリスクがあります。
PEACEをはじめEAを使うならVPSの利用は必須です。
VPSとは自身で管理できる架空のサーバーで、パソコンの電源を切っても24時間稼働できるため、EAを使ったトレードには欠かせません。
現在レンタルサーバー会社を中心にVPSサービスを展開しているところは多いですが、おすすめは株式会社ケイアンドケイコーポレーションが販売している「ABLENET VPS」です。
「ABLENET VPS」は回線速度が速いため、途中でサーバーが止まってPEACEでのトレードが停止する心配もありません。
「ABLENET VPS」の特徴やメリット・デメリットを下記ページで紹介しているので、興味があれば是非チェックしてください。
PEACEのメリット
「PEACE」にはさまざまなメリットがあります。
特に次の3点は他のEA(自動売買ツール)と比べて大きく違う点なので、ぜひ知っておきましょう。
ほぼ毎日利益が確定する
PEACEはスキャルピングやデイトレードなど短期トレードでの取引がメインのEAです。
基本的に1日に最低1回はトレードしてくれるうえに利益を残してくれるため、毎日試算を増やしてくれます。
EAによっては収支の乱高下が激しかったり、数日に1回しか利確せず正しく稼働しているか不安になる人もいますが、PEACEに限ってはそういう心配は不要です。
口座内の資金が毎日少しずつ増えていく様子を楽しく見ていられます。
どんな相場環境でも安定してトレードしてくれる
PEACEは順張りにも逆張りにも対応しているEAです。
一般的に順張りはトレンド相場、逆張りはレンジ相場で効果的なエントリー方法のため、PEACEはどんな相場環境にも対応してトレードしてくれます。
エントリー方法が1つのみに限定されたEAの場合、相場環境が変わると損失が大きくなったり、全くトレードしなくなったりなどして、トレード結果が著しく下がることも珍しくありません。
PEACEはどんな相場環境にも適切な取り組み方でトレードするため、常に安定して利益を増やしてくれます。
ゴールドやビットコイン取引でも利用できる
PEACEは直近で行われたバージョンアップによってゴールドとビットコインでの取引が可能になりました。
多数の通貨ペアで取引できるEAはいくつかありますが、ボラティリティが大きいゴールドやビットコインを使ってトレードするEAは決して多くありません。
ゴールドもビットコインも値動きが激しいため、PEACEを使ってトレードする時も資金管理は慎重に行う必要がありますが、上手く活用すればより大きな利益を手にできます。
従来の使い方よりリスクを上げてでも大きな利益を狙いたいなら、PEACEを使ってゴールドやビットコインで取引してみましょう。
PEACEのデメリット
「PEACE」にはさまざまなメリットがある反面、デメリットもいくつかあります。
特に次の3点はPEACEを使ってトレードするうえで知っておくべきポイントなので、ぜひ理解しておきましょう。
1日あたりの利益は小さい
PEACEはほぼ毎日トレードして利益を増やしてくれますが、1日当たりの利益が小さいです。
基本的に利益は1日数百円で、多い時でも1,000程度しかありません。
もともとPEACEは「100万円を110万円にするEA」を謳っており、一攫千金を狙うタイプのEAではないため、少額でまとまった利益を出すのは難しいです。
ロットを増やしたりなど利用者の裁量で調整できますが、万が一失敗した時のリスクも大きくなるため、資金管理は慎重に行いましょう。
ナンピンするため多めの証拠金が必要
PEACEはナンピンを使ってポジションを持ち越す方法を採用しています。
ナンピンすれば1点あたりの平均エントリー価格が下がるため、小さな反転で利益が発生しますが、含み損が大きくなるため、強制ロスカットになりやすいです。
強制ロスカットになれば大きな損失が確定してしまいます。
PEACEはトレード勝率が約75%の点から、必ずしも利益を出すEAだとは断言できません。
PEACEを使う際は強制ロスカットにならないよう証拠金を多めに入れて取り組みましょう。
トレード回数が多いため取引コストがかかる
PEACEは短期トレードでの取引とナンピンによって取引回数が非常に多いEAです。
取引回数が多いと上記で挙げたコストがかかるため、利益が目減りするデメリットがあります。
PEACEを使ってトレードするなら、取引に使うFX会社はなるべく狭いスプレッドで取引手数料がかからないところを選びましょう。
中でもおすすめなのが「Exness」で、短期トレードやEAを使ったトレードのための口座プランが用意されています。
Exnessの特徴について下記ページで紹介しているので、ぜひチェックしてください。
PEACEの口コミ
安心ナンピンです。
複数種類通貨で1月より運用しており順調に資金が増えています。ナンピン幅も相場が一気に逆行した時は幅が広くなり安心です。安定しており将来が楽しみなのでもう一つ購入してリスクヘッジで別口座を開設し別種類通貨で運用開始しております。
とても良いEAだと思います。おすすめです。
https://www.gogojungle.co.jp/
いずれ破綻する
やっぱりナンピンEAは必ずいつか破綻します。それ以上でも以下でもありません。
https://www.gogojungle.co.jp/
ループ系として最強なのでは?
本来の使い方とは違いますが、マーチンの倍率を1倍にして、ナンピンのみ利用しています。資金を多めに積んで一方向のみエントリーにすれば、かなり安定します。トレーリングストップや、プラスの金額による利確ができたりと、自分の中では、ループ系自動売買サービスの上位互換的な位置付けとして重宝しています。
このEAは、自由度が高い点が本当に魅力的なので、是非設定の変更とバックテストを繰り返しながら、最適解を見つけてみてください!
https://www.gogojungle.co.jp/
PEACEに関する口コミを調べたところ、賛否共にいくつか意見がありました。
良い意見としては「トレード成績が安定している」「自由度が高い」などの意見が多く、他のEAに比べて安定して利益を出せるところに魅力を感じている人が多いです。
一方で「成績が良いのは一時的だけ」など否定的な意見もいくつかありました。
ただし否定的な意見の多くはPEACEにではなく「ナンピンを使ったトレード手法」に対してのため、PEACE独自の感想ではないように感じます。
口コミを見る限り、PEACEはナンピン手法に抵抗がない人には非常に好評なEAです。
資金管理は各自で行う必要がありますが、EAに安定性を求めるならぜひPEACEを使ってみてください。
PEACEの総評
ここではPEACEのレビューを紹介しました。
PEACEは指数移動平均線を使ってトレード判断し、順張りにも逆張りにも対応しているEAです。
ナンピンをするため、必要な証拠金は多めに用意する必要がありますが、高い確率で利確トレードをしてくれるため、毎日コツコツ資産を増やしてくれます。
利幅は多少小さくても良いので、できるだけ損失を抑えて欲しい人にはおすすめのEAです。
PEACEの特徴やより詳細な運用実績を見たいなら、ぜひゴゴジャンをチェックしてください。
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