超易両建てレビュー：裁量エントリー後は“放置で決済”──逆行に強い半裁量EAの実力と使いこなし

最初の一手が噛み合わなくても、ヘッジと買い増し／売り増しを自動で組み立てて利確まで運んでくれる──それが「超易両建て」です。

トレーダーは最初の裁量エントリーに集中し、その後のライン引き・注文更新・全決済はツールに任せられるのが最大の特徴。価格：￥49,800。

 

「超易両建て」とは

「超易両建て」は、最初のエントリーは裁量、以後のヘッジとポジション調整、利確を自動化する半裁量EA（MT4対応）です。

サイン固定や固定pipsのグリッドではなく、直近の高値・安値を基準にヘッジ／買い増し／売り増しを組み替え、所定利益に到達すると対象通貨ペアを全決済します。

作者の実例では、夜間の逆行発生後も翌日には所定利益で自動決済、昼休みの逆行でも約16pipsで利確できたケースあり。「相場に張り付けない時間」を利益確定まで持っていくことを狙う設計です。

---

主な特徴（機能）

1) 裁量エントリー＋自動ヘッジ・増し玉アルゴリズム

最初の一手はユーザーが決め、逆行時には自動ヘッジ、展開に応じて買い増し／売り増しを機械的に実行。感情に引っ張られやすい“ほぐし”工程を自動化します。

2) 直近高値・安値ベースの“動的ライン運用”

固定幅グリッドではなく、直近の高安値を参照しながらライン引き・注文の置き直しを継続。相場の呼吸に合わせて構え直すため、単純な固定pips両建てよりも追随性が高いのが特徴です。

3) 利確の完全自動化（対象通貨ペアの全決済）

所定の利益に到達すると、当該ペアのポジションを一括クローズ。「いつ切るか」問題の迷いを排し、時間の節約と規律の維持を後押しします。

4) MT4対応・時間足の制約なし（推奨：5分足）

原則5分足推奨。トレンドが強いときはヘッジが薄く短時間で決済、レンジで往復すると決済まで日跨ぎもあり。相場の波長に合わせて期待ホールド時間が変動します。

5) ニュース・週末を考慮しやすい運用設計

指標発表前後や週末はポジション整理を推奨。ギャップ発生やノイズで余計な玉が増える事態を避けやすい運用思想が明示されています。

6) ユーザーの自由度を確保

エントリールールは自由。手持ちのサインインジや得意パターン（トレンドフォロー、グランビル、ライン反発など）に合わせて使えます。“裁量の良さ”ד後工程の自動化”という分業が設計思想の核です。

---

得られるメリット（他製品との比較含む）

1) 放置時間を生む：エントリー後は“任せて”良い

• シナリオ例：就寝前に1回エントリー → 夜間逆行でヘッジ発動 → 翌朝に所定利益で全決済。
• 期待効果：チャート監視を1日あたり数時間単位で削減。価格：￥49,800を時給換算で考えると、月10時間の監視削減で実質コスト回収も見込める（※収益保証ではなく、時間価値の概算）。

2) 逆行に対する心理耐性：機械的ヘッジで「握りつぶし」を減らす

手動ヘッジは“怖さ”と“面倒”が最大の敵。ここを機械処理することで、無理なナンピン・誤った同値撤退狙いを減らし、平常心を保ちやすい。

3) 裁量の“美味しい部分”に集中できる

最初の一手＝優位性の源泉。その選定だけに集中でき、ライン更新や玉の最適化といった雑務はEAが担当。思考の帯域を節約します。

4) 固定幅グリッド／手動両建てとの比較優位

• 固定幅グリッドEA：相場の伸び縮みに鈍感。
• 手動両建て：ライン更新や玉の建て替えが労力過多、感情も介入。
• 超易両建て：動的ライン運用＋自動建て替えで、波に合わせた構え直しが可能。“人力ではしんどい工程”を安定稼働させやすいのが強み。

5) 不利エントリーからの“巻き返し余地”を設計

作者検証ではボラ低い時期・不利エントリーでも粘って利確できた場面あり。

ただし前提：資金管理・耐久力・時間が鍵。決済まで長期化することがあるため、ロット設計と上限ルールが必須です。

デメリットと注意点（対処法つき）

1) 決済まで長期化するリスク

• 懸念：相場次第で数日〜最長1か月超のホールドもあり得る。
• 対処：

• ロットを抑える（許容DDを先に決める）。
• 通貨分散で1ペア依存を避け、決済回転を平準化。
• 指標・週末前は新規停止、保有調整で滞留を防ぐ。

2) 含み損・玉数増加による資金圧迫

• 懸念：レンジ往復時に玉が増え、証拠金負担が上がる。
• 対処：

• 最大玉数／総ロット上限を自前ルールで定義。
• ATR等のボラ基準で初期ロットを可変にする。
• スワップ差にも注意（長期化時はコストが効く）。

3) 指標・地政学イベントの急変耐性

• 懸念：乱高下で不要なヘッジ・玉増が発生しがち。
• 対処：

• 高インパクト指標45〜60分は新規停止。
• 既存ポジは目標縮小／一部クローズで軽量化。

4) ブローカー仕様・約款の違い

• 懸念：両建て・スキャル・スワップの扱いは会社で異なる。
• 対処：

• MT4で両建て可／約定品質の良いブローカーを選択。
• レバ・追証・マージンコール条件を事前確認。

5) 初心者には“裁量の最初の一手”が難しい

• 懸念：入口の優位性が弱いと長期化・含み損増の温床。
• 対処：

• 一貫したエントリールール（例：トレンドフォロー＋押し目／戻り売りに限定）。
• 同じ型だけを100トレード検証して偏差を掴む。
• 勝率より損益比・滞留時間で見直す。

---

使い方・運用アドバイス

ステップ手順（番号付き）

1. 環境準備：MT4を用意。両建て可・約定品質良好なブローカー推奨。
2. インストール：「超易両建て」を適用、推奨は5分足チャート。
3. 通貨選定：まずは主要通貨1〜2ペア（USDJPY／EURUSD等）に絞る。
4. 初期ロット設計：最大DD見積もり→逆算でロット決定。ATRや過去の最大往復幅を参考に。
5. 裁量エントリー：

• 例）トレンド方向の押し目／戻り、反発ライン、グランビル等に限定。
• 新規は指標直前・週末終盤を避ける。

6. 放置運用：ヘッジ・買い増し／売り増しはEAに任せる。余計な介入は最小限。
7. クローズ管理：所定利益で自動全決済。長期化の兆しでは目標縮小や一部クローズで軽量化。
8. 週末・大型連休前：新規停止＋ポジ軽量化でギャップ対策。
9. 振り返り：滞留時間・総ロット増加率・スワップコストを記録し、初期ロットや通貨分散を調整。

初心者向けのコツ（箇条書き）

• 型を1つに固定（例：移動平均上で押し目買いのみ）。
• 最大玉数・最大滞留日数の“撤退ルール”を先に決める。
• ニュースカレンダー連動で新規エントリーを抑制。
• 1ペア集中を避ける：USDJPY＋EURUSDのように相関を軽くずらす。

上級者向けの応用テク（箇条書き）

• ATR連動の可変ロット／目標利益：ボラが低い日は目標縮小、高い日は拡大。
• 追随エントリー：強トレンド時に方向一致の玉だけ追加、逆行側はEAヘッジ任せ。
• 複数通貨の“回転最適化”：3〜4ペアを少ロットで回し決済頻度を平滑化。
• 時間制御：東京／欧州／NYのセッション特性で新規を分ける。
• スワップ監視：長期化しやすいペアは日跨ぎ前に玉を軽量化。

まとめ：長所・短所／向いている人／価格と価値

長所（箇条書き）

• 裁量の一手に集中でき、後工程（ヘッジ〜全決済）を自動化
• 直近高安値を基準に動的ライン運用で固定グリッドより追随性
• 逆行への心理耐性を向上、監視時間を大幅に削減
• MT4対応・時間足自由（5分足推奨）

短所（箇条書き）

• 決済まで長期化する局面がある（最長で月単位も）
• 含み損・玉数増による資金圧迫・スワップ負担
• ブローカー仕様（両建て・スキャル規制等）への配慮が必須
• 入口の裁量が弱いと苦戦。学習コストはゼロではない

向いているユーザー

• 最初のエントリー精度にリソースを集中し、それ以外を機械化したい人
• 相場に張り付けない時間が多い社会人トレーダー
• 固定グリッドや手動両建ての限界（労力・感情）を感じている人
• 通貨分散・ロット設計・ニュース回避など運用ルールを守れる中級者以上

価格と価値のバランス

• 販売価格：￥49,800。
• “監視時間の代替コスト”で見ると、月数時間〜十数時間の時短で実質回収も狙える設計。
• 固定グリッドEAや完全手動に比べ、動的ライン運用＋建て替えの自動化は差別化要素が明確。
• ただし、資金管理とブローカー選定が価値の前提。ここを怠ると、ツールの強みが十分に機能しません。

免責・補足

• 本ツールは収益を保証するものではありません。相場状況により損失・長期滞留が発生します。
• 両建て・スワップ・マージンの扱いは証券会社で異なるため、約款を必ず確認してください。
• 指標前後・週末は新規停止や軽量化でリスク低減を図りましょう。
• 質問は商品ページのDM案内に従ってください。

 

総評：
「超易両建て」は、“裁量の入口”ד後工程の自動化”を明快に分業化した半裁量EAです。動的ライン運用とヘッジの自動建て替えは、固定幅アプローチや手動両建ての“しんどさ”を解消する有力な選択肢。資金管理・ブローカー選定・ニュース回避という運用三種の神器を守れる中級者以上なら、“張り付き時間の短縮”と“決済までの地力”を同時に取りに行けます。価格￥49,800は、時間価値を重視するトレーダーにとって検討に値します。