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トラリピアプリの使い方|通知設定と放置運用に役立つ機能を初心者向けに解説

トラリピのアプリを入れたものの、通知だらけで結局どこを見ればいいか迷っていませんか。自動売買を放置気味に続けたいFX入門者ほど、通知設定でつまずきがちです。この記事では、約定通知とレート通知を放置運用向けに絞り込み、成立カレンダーでまとめて振り返る使い方を軸に、アプリの基本操作から便利な機能、できないことまでを順番に解説します。

トラリピアプリの基本と最初の使い方

トラリピアプリの基本と最初の使い方のイメージ

トラリピアプリは、口座開設後にアプリを入手してログインすれば、トラリピ注文の発注から運用の確認までを一つで完結できます。まずは入手から最初の発注までの全体像をつかみましょう。

アプリの入手と初回ログインで最初に押さえること

まずは記事の前提として、アプリの入手とログインから整理します。

初回ログインと自動ログイン設定のコツ:アプリ初回起動時にメールアドレスとパスワードでログインした直後、「自動ログイン」設定を有効にしておくと、次回以降の起動が快適になります。毎回ログイン画面を経由しなくて済むため、必要なときにすぐ運用状況を確認でき、放置運用でも状況把握の手間を減らせます。

入手するアプリと提供元を最初に確認する

公式アプリの名前は『トラリピFX/CFD』で、iPhoneのiOSとAndroidスマートフォンの両方に対応しています。提供元はMONEY SQUARE, INC.で、金融商品取引業者として関東財務局長(金商)第2797号(参考)の登録を持つ企業です。

このアプリ1つで、トラリピのすべての注文を発注から運用管理まで完結でき、トラリピ®注文を手数料0円で利用できるのが特徴です。チャート表示、レート通知、約定通知の設定など、実運用に必要な機能がすべて備わっており、ブラウザ版など他のツールを並行する必要がない設計になっています。

口座なしでできることと総合口座が要る場面

アプリをインストール・起動することと、実際に運用することは別のステップです。マネースクエア総合口座がなくても、チャート表示やレート確認、通知機能の設定項目など、一部の機能は口座なしで閲覧できるように設計されています。これにより、口座開設前にアプリの使い勝手を確認し、自分の運用スタイルに合っているかを判断できるメリットがあります。

しかし、実際にトラリピ注文を発注したり、ポジション管理をしたりするには、マネースクエア総合口座の開設が必須です。つまり、本格的な運用を始めるにはこの口座開設というステップを避けられません。初回ログインから口座接続まで、一連の手続きを済ませることで、アプリの全機能が解放されます。

手数料0円でトラリピ注文が使える点は、他の金融プラットフォームと比べてコスト面で優位性があり、信頼できる金融商品取引業者による提供であることが、長期的な運用の安心感へ直結します。

ホーム画面とメニューの見方を覚える

アプリを開いたら、最初に画面のどこに何があるかを把握しておくと迷いません。

ホーム画面で最初に見る情報

アプリを起動すると、ホーム画面に複数の情報が表示されます。最も目につく場所には保有ポジションの損益状況が表示されており、トラリピアプリは期間損益表示に対応(参考)しているため、直近1日・1週間・1ヶ月など指定した期間の損益を一目で確認できます。

放置運用では、この損益確認がアプリを開く最初の目的になることが多いため、ホーム画面の中心に配置されている設計は実用的です。さらにスワップ表示にも対応しており、ポジション保有で得られるスワップポイントを別枠で把握できるのが、長期保有型の運用では重要なポイントになります。

画面下部のメニューには、新規発注に用いる「注文」タブ、リアルタイム相場を見る「チャート」タブ、約定履歴と狙った価格での約定タイミングを確認する「成立カレンダー」タブ、通知やアプリの動作に関わる「設定」タブが横並びで配置されています。

またホーム画面には経済指標カレンダーも表示されるため、雇用統計や中央銀行の政策決定など、相場に影響を与える経済指標の発表予定を事前に把握できます。このカレンダーを確認することで、スワップを狙った保有方針の調整や、リスク回避のための設定変更など、先制的な運用判断へつながります。

自分の運用に合わせた表示の整え方

トラリピアプリはログイン後に最初に表示する画面を自分で設定できます。デフォルトではホーム画面から開始しますが、運用スタイルに応じてこの起点を変更できるのが特徴です。放置運用をメインとする場合は、「成立カレンダー」をログイン後の最初の画面に指定すると、約定状況の確認からスタートするワークフローになり、毎回のアプリ起動から不要なタップを減らせます。

あるいは相場環境を先に見たい場合は「チャート」を、注文状況の把握を優先するなら「注文」を、スワップを含めた全体の成績を見たいなら「ホーム」をデフォルト画面に設定できます。

放置運用なら、起動してすぐ成立カレンダーや損益が目に入る配置にしておくと、短い確認時間でその日の状況を把握しやすくなります。こうした初期設定の調整が、毎回の確認を最短で終える準備になります。

アプリでトラリピ注文を置く手順

画面の見方がわかったら、いよいよアプリでトラリピ注文を設定してみましょう。

  1. 通貨ペアを選ぶ
  2. 売買の別(買いか売りか)を決める
  3. レンジの上限と下限を設定する
  4. 注文金額を入力する
  5. トラップ本数を決める
  6. 利益値幅を設定する
  7. 追加設定で決済トレールやストップロスを決める

設定する項目を順番に決める

トラリピ注文の設定は、「何を決めるか」の順序がポイントです。アプリ内では通貨ペアから始まり、売買の別、レンジの上限と下限、注文金額、トラップ本数、利益値幅、そして追加設定(決済トレール・ストップロス)へと進む流れ(参考)が組まれています。

この順番は、より基本的な判断から段階的に詳細へ進むように設計されているため、初心者でも迷いにくいのが特徴です。

通貨ペアはドル円やユーロドルなど、トレード対象そのものを決める第一歩で、ここを決めないと後続のすべての設定が始まりません。その次に買いなのか売りなのかを決めることで、狙う相場方向が定まり、テクニカル分析やファンダメンタルズの情報をレンジ設定に活かしやすくなります。

レンジは上限と下限の 2つの価格帯を指定することで、その間で自動的にトラップを仕掛ける仕組みなので、想定している相場変動の幅を具体的に数値化する重要なステップです。

注文金額とトラップ本数は、リスク管理に直結する項目で、資金に応じた現実的な金額を入力し、仕掛ける本数を決めることで、最大損失の目安が決まります。利益値幅はトラップ 1本あたりの利益確定の条件を決める項目であり、市場の変動幅に応じて調整するポイントになります。

最後の追加設定では、決済トレール(利益を狙いながら相場変動に追随する機能)やストップロス(一定の損失以上の赤字を防ぐ機能)を有効にするかどうかを判断し、運用方針をより細かく調整できるようになっています。

発注時の操作と入力ミスを避ける確認

設定項目の入力が一通り終わった後、アプリは発注を確定させるための操作を用意しています。ワンクリック注文機能に対応しており、確認画面で 1タップで注文を発注できるのが便利な点です。また、数量を細かく調整したいときは数量の ± タップ操作に対応しているため、スマートフォンでの操作性も考慮されています。

ただし、アプリの使いやすさとは別に、注意が必要な点があります。レンジの上限や下限、トラップ本数などの数値入力は、一度発注してしまうと後の修正が困難になり、運用そのものに直結する影響をもたらすため、発注前の見直しが欠かせません。

特にレンジ設定を間違えた場合、想定外の値動きでトラップが一気に約定したり、逆に狙った相場で約定しないといった事態が起こり得ます。

トラップ本数の誤入力も同様で、設定した本数が少なすぎると仕掛けが十分でなく、多すぎると資金が分散しすぎるため、設定内容を画面で確認してから、ワンクリック注文ボタンを押すという一手間が大切です。自動利食い・損切り機能に対応している場合は、これらの設定が有効になっているかも併せて確認しておくと、発注後の運用がより安心になります。

通知設定の最適化で放置運用を楽にする

通知設定の最適化で放置運用を楽にするのイメージ

通知設定は、約定通知とレート通知を役割で分けて絞り込むのが放置運用のコツです。ここでは2つの通知の違いと、通知が来ないときの確認手順までを整理します。

約定通知とレート通知は役割が違う

アプリの使い方を押さえたら、放置運用の肝になる通知設定に進みます。トラリピアプリの通知は、全部オンにするほど逆に見落としが増えます。約定通知とレート通知は異なる目的を持つため、役割を理解して整理することが、ストレスなく放置運用を続けるコツです。

約定通知は『結果の確認』に使う

約定通知は、注文が成立したときや決済が完了したときに届く通知です。あなたが設定したトラリピが実際に売買を行った結果を、リアルタイムで知らせてくれます。

放置運用では、寝ている間や仕事中に自動で約定が発生するため、この通知があるとポジションの状態や利益確定の進捗を後で確認できます。取引履歴を確認するたびにアプリを開く手間が減り、朝起きたときやスマホをチェックしたときに通知を見るだけで、その日の動きを一瞬で把握できるようになります。

つまり、取引が「いま動いた」という事実を把握するための通知であり、ポジションのサイズ感や利益確定の状況をリアルタイムで認識するうえで欠かせないアラート機能なのです。放置運用は定期的に画面を見ることが難しい運用方法だからこそ、約定通知によって「いつどのレートで約定したか」という実績を知ることが、次の仕掛けやリスク管理の判断材料になります。

レート通知は『相場が近づいた合図』に使う

レート通知は、あらかじめ指定したレート(相場の値段)に到達したときに届く価格アラートです。たとえば、USD/JPYが特定の水準に近づいたら「そろそろ相場が変わるかもしれない」と気づくきっかけになります。

レンジ相場で仕掛けるトラリピは、相場が一定の範囲内で上下することを前提にしています。レート通知で相場がレンジの上限や下限に接近していることを知ると、そのとき初めてトレード計画を見直すための判断材料が得られるわけです。

一方、経済指標に関しては「カレンダーで発表時間を閲覧することはできる」一方で「プッシュ通知には非対応」というトレードオフがあります。つまり、重要な経済指標を事前に把握したい場合は、カレンダー機能を自分で確認する必要があります。この区別を理解すれば、通知とカレンダーを使い分けて、より精度の高い相場判断ができるようになります。

放置運用向けに通知をオン/オフする指針

2つの通知の役割がわかったら、放置運用ではどれを残してどれを切るかを決めましょう。判断の軸はシンプルで、取引の結果を知らせる通知は残し、参考情報にとどまる通知は要所だけに絞る、という優先順位です。下の表で種類ごとの推奨を整理します。

通知の種類 役割 放置運用での推奨
約定通知 注文が成立したことを知らせる オン推奨(必ず残す)
レート通知 指定レートに到達したことを知らせる 要所だけ残す
経済指標 経済データの発表を通知 プッシュ通知なし・カレンダーで確認

通知の種類別に残す・絞るを決める

約定通知はオン推奨です。表のとおり、約定通知だけが「取引が実際に動いた」という結果を伝えるからです。放置運用は画面を頻繁に見られないぶん、この結果通知を1つ確実に残しておけば、いつどのレートで約定したかを後からまとめて追えます。残す通知を約定に絞るほど、1件1件の通知に確実に目が向くようになります。

一方、レート通知は要所だけに絞ります。指定レート到達はあくまで「相場が近づいた」という参考情報で、放置運用では毎回反応する必要がないからです。レンジの上限・下限など、見直しの起点にしたい価格にだけ設定すれば、通知の数を抑えながら判断のきっかけは逃しません。経済指標はプッシュ通知に非対応のため、発表予定はカレンダーで確認する前提にします。

通知過多が放置運用を妨げる理由

通知が多すぎると、確認作業そのものが形骸化し、逆に大事な約定を見落とす失敗につながります。スマホを見るたびに通知が溜まっているので、すべてを確認することが習慣になり、やがて「通知が来ている」という事実そのものに麻痺してしまうのです。

このとき、その中から「結果として必ず成立した約定」と「参考情報に過ぎないレート通知」を判別するコストが見過ごされやすくなります。結果として、実際に重要な約定が成立した時の通知を、他の多くの通知に埋もれた状態で見逃してしまう、という逆説的な事態が起きやすくなるわけです。

放置運用の本質は「自動売買に任せて、必要な時だけ確認する」というコンセプトです。通知をオンにする数を絞り込んでおけば、麻痺や埋没を避けられ、スマホをチェックしたときに「これは見逃せない情報」と直感的に判断しやすくなります。通知本来の役割(重要な情報をリアルタイムで知らせること)を保つためにも、受け取る情報を厳選しておくことが大切です。

通知が来ないときの切り分け

通知の取捨選択を決めたら、いざ通知が届かないときにどこを見直すかも知っておくと安心です。

端末とアプリの両方の通知設定を確認する

通知が届かないときは、スマホ端末側とアプリ側の両方を見直す必要があります。この確認順番が大事です。

まずスマホOSの設定で、トラリピアプリに対して通知の許可が与えられているかを確認してください。多くの場合、アプリをインストールした直後に『通知を許可しますか』という画面が表示されます。この時点で『許可しない』を選ぶと、いくらアプリ側で通知設定をオンにしていても、端末側でブロックされているため通知は届きません。

アプリ側の設定がいくら完璧に整えられていても、端末の許可がなければ全て無効化されてしまうのです。iOS や Android など、お使いのスマホOSごとに通知の許可方法は異なりますが、設定メニューからアプリ権限を確認するという基本は変わりません。

端末側の許可が確認できたら、次にアプリの通知設定画面を開いて、受け取りたい通知(約定通知やレート通知)がオンになっているかを確認します。アプリの通知設定画面は通常、メニューから設定項目を選ぶことで見つけられます。複数の通知種別が表示されるため、その中から対象の通知がオンになっていることを確認することが重要です。

端末側の許可とアプリ側の設定が両方揃って初めて、通知が届くための基本条件が整ったことになります。

通知が届かないときの確認順は『端末側の許可 → アプリ側の設定』です。また、経済指標プッシュ通知×は元々非対応のため来なくても異常ではありません。約定通知が来ない場合とは区別して、対象の通知が実装されているかどうかも確認してください。

『来なくて正常』なケースを切り分ける

通知が来ないときは、対象の通知がそもそも実装されているかどうかも確認が必要です。これが意外な落とし穴になりやすい確認ポイントです。

トラリピアプリでは約定プッシュ通知○とレートプッシュ通知○に対応していますが、経済指標プッシュ通知×は非対応です。そのため、経済指標の発表時に通知が来ないのは異常ではなく、アプリの仕様上の制限なのです。

経済指標を事前に把握したいときは、アプリのカレンダー機能で発表時間を確認する必要があります。カレンダーで発表予定を見ることで、事前の準備が可能になります。この点を理解していないと、通知の設定を何度見直しても無駄な作業に終わってしまい、フラストレーションが増すばかりです。

これに対して、約定通知やレート通知が来ない場合は、端末側とアプリ側の設定に問題がある可能性が高いため、見直すべき状況です。『約定通知が来ないのは仕様だ』と誤解して、実は設定がオフになっていたまま放置する、という落とし穴にはまる可能性があります。

設定を見直しても約定通知が届かないときは、そもそも注文が約定していない可能性もあるため、トラリピで注文が約定しない原因と対処法もあわせて確認すると切り分けが進みます。この区別をつけることで、対応すべき状況とそうでない状況が明確になり、無駄な確認作業を避けられます。

結論として、通知が来ないときは『その通知が実装されているか』『端末側で許可されているか』『アプリ側でオンになっているか』の3点を順に確認することで、どこに問題があるのかが明確になり、必要な対応が見えてきます。

放置運用に効くアプリ機能とできないこと

アプリの機能は、放置前の準備と運用中の見直しに分けると使いどころが見えてきます。最後に、便利な機能とアプリでできないことを整理します。

放置前の準備に使う機能(戦略リスト・リスク管理)

通知の整理ができたら、運用を始める前に準備として使える機能を見ていきます。

戦略リストで運用の型を決める

トラリピアプリの「戦略リスト」は、マネースクエアのストラテジスト考案の戦略から選んで発注できる機能(参考)です。つまり、自分で一から取引ルールを組み立てるのではなく、実績ベースで設計された複数の戦略テンプレートから、自分に合ったものを選ぶだけで運用を始められるということです。

放置運用を成功させるなら、事前に「どの相場局面を狙うのか」「どれくらいのリスク幅を許容するのか」という方針を決めておくことが重要です。その方針決定こそが、この戦略リスト機能の出番です。

戦略リストを活用すると、プロが実際の運用実績を基に設計した複数の選択肢の中から、自分の投資元本や運用期間、リスク許容度に合った戦略を選ぶだけで、その運用方針が自動的に決まります。

相場経験が浅い人でも、放置前に「どういう方針で運用するか」を明確にしやすく、一貫性のある取引を続けやすくなります。戦略選択が運用成功の第一歩になるため、複数の戦略を比較検討した上で、自分が納得できるものを選ぶことをお勧めします。

リスク管理コンテンツで想定外を減らす

戦略を選んだあとは、アプリに搭載されている「リスク管理コンテンツ」と「リスクシミュレーション」を確認しておくことが大切です。リスク管理コンテンツを参考にすることで、取引を開始する前に「この戦略ではどのような損失シーンが起こりうるのか」「市場がどう動いたときに損失が拡大するのか」といった、想定外のリスク要因を事前に把握できます。

通知を絞って確認の手間を減らした分、運用を始める前にリスクを見える化しておかないと、運用中に想定外の損失に動揺しやすくなります。事前にリスクシナリオを確認しておくことで、心理的な準備ができます。

リスクシミュレーション機能を使うと、現在の市場環境や相場ボラティリティを踏まえて、その戦略でどの程度の損失が起こりうるか、具体的に事前確認できます。「市場がこう動いたらこの損失が起こる」といった具体的なシナリオを把握することで、心理的な準備ができるため、放置運用中も落ち着いた判断がしやすくなります。

ただし重要なのは、為替は予測不能な変動をすることがあり、投資元本を超える損失リスクがあるということです。シミュレーション結果は参考値に過ぎず、想定以上の損失が起こる可能性を常に念頭に置く必要があります。シミュレーション結果だけに安心せず、自身の資金計画を再度確認した上で、納得できる範囲で運用を開始することが重要です。

運用中に見る機能(成立カレンダー・最新アップデート)

準備が整って運用を始めたら、日々の確認と見直しに役立つ機能に切り替えます。

成立カレンダーは、毎日の取引成果を一目で確認でき、獲得したマイルも表示されます。取引があった日がハイライトされるため、運用の進捗状況を視覚的に把握することができます。

出典: Google Play「トラリピFX/CFD」

成立カレンダーで通知に頼らず振り返る

通知を約定通知中心に絞り込んだら、日々の振り返りは成立カレンダーに寄せるのが放置運用に向いています。通知はリアルタイムの割り込み、カレンダーはまとめ見と役割を分けると、画面を頻繁に開かなくてもその日の成果を一度に把握できます。

成立カレンダーなら、毎日の取引成果と獲得マイルをまとめて確認できるため、通知の細かい割り込みに頼らずに、より落ち着いた判断ができます。毎日の取引結果をカレンダーで視覚化することで、「この週間はどのレンジ帯で成立が多かったのか」「獲得マイルのトレンドは上向きか下向きか」といった、短期的な変動ではなく中期的なパターンを見つけやすくなります。

朝30秒、成立カレンダーだけをさっと眺める習慣をつけると、運用方針を調整すべきタイミングが判断しやすくなり、無駄な通知による心理的な負荷も減らせます。どのくらいの頻度で見直すべきか迷う場合は、トラリピのほったらかし運用のメンテナンス頻度と撤退ラインもあわせて参考にしてください。

最新アップデートで広がった調整の幅

アプリの機能は常に進化しており、v3.17.0では成立カレンダーに獲得マイル確認機能とトラリピTips集が追加されました(参考)。このアップデートで、カレンダーを開くだけで、その日の取引成果だけでなく、マイルの蓄積状況や運用のコツを一度に確認できるようになりました。

さらに2026年1月13日には、マネースクエアからトラリピの数量変更機能とレンジ拡張機能のリリースが発表され(参考)、運用中の調整に関わる選択肢が広がっています。相場環境が変わったときや、取引成果を見て戦略を微調整したいときに役立つ方向のアップデートです。

ただし、これらの機能をスマホアプリ上でどこまで操作できるかは、アプリ内の表示や公式の操作ガイドで確認しておくと安心です。サービス全体としては、放置運用のなかでも戦略を見直す幅が段階的に広がりつつあります。

アプリでできないこと=期待値を先に調整する

便利な機能を押さえたら、逆にアプリでできないことも先に知っておくと安心です。

アプリでできること

  • 通貨ペア別に全決済注文を発注
  • チャート足10種類・テクニカル15種類から選択
  • チャート設定を4パターン保存
  • 成立カレンダーで日々の取引確認

アプリでできないこと

  • チャート画面からの直接発注
  • 複数通貨ペアを同時決済する全決済注文
  • ウィジェット表示
  • 経済指標のプッシュ通知

発注・表示まわりでできないこと

トラリピアプリは放置運用に特化しているため、デスクトップ版には備わっている機能の一部が非対応になっています。最も気になる制限が、チャート画面からの直接発注が使えないという点です。つまり、相場を見ながらその場で「ここで注文を入れたい」という判断をしても、アプリからはすぐに発注できず、一度ウェブ版に切り替える手間が必要になります。

ただし放置運用では事前に戦略を設定すれば追加発注は限定的なため、この制限は運用方針次第では大きな問題になりません。チャート観察から発注までの即断即決が求められる運用なら問題ですが、決まった枚数を定期的にコツコツ仕込むスタイルなら、発注タイミングは設定で自動化でき、アプリからの手動発注の必要性が減ります。

次に、全決済注文の非対応も知っておくべき制限です。ただし通貨ペア別なら全決済は可能なため、「USD/JPY のポジションをすべて決済したい」という局面ではアプリから完結できます。反対に「全通貨ペアの決済注文をまとめて出す」という運用をしたければ、ウェブ版を使う必要があります。

ウィジェット機能も非対応で、ホーム画面から取引残高や相場を一目で確認する機能はありません。アプリを開かないと現在の状況が見えないため、朝に1度アプリを開いて取引状況を確認する習慣をつけることが、運用の継続性につながります。各機能の制限を理解しておくことで、導入後の「思っていたのと違った」という落胆を避けやすくなります。

チャート機能の範囲と割り切り方

制限の多くはチャート機能に関わっています。アプリのチャートは同時に1つだけ表示でき、複数通貨ペアを並べて比較することはできません。ただし、足は10種類(1分足から月足まで)とテクニカル指標は15種類が用意されており(参考)、放置運用の確認用としては十分な選択肢があります。

設定したテクニカルや足の組み合わせは4パターンまで保存できるため、「レンジ相場を見るセット」「トレンド相場を見るセット」というように使い分けることで、手間を減らしながら分析の質を保つことが可能です。

ここで重要なのは、トラリピアプリのチャート機能は「高度な裁量分析のための多機能ツール」ではなく、「放置戦略が今どう動いているかを定期的に確認するためのシンプルなツール」と割り切ることです。経済指標のプッシュ通知も非対応なため、重要な経済ニュースの直前にアラートを受け取る運用はできません。

その代わり、成立カレンダーで日々の取引成果を振り返り、相場環境の変化を察知したら戦略を見直すという、やや後付けになる対応になります。この割り切りを事前に受け入れておくことで、アプリの制限に翻弄されず、放置運用本来の効率性を活かしやすくなります。

まとめ:放置運用を続けるためのトラリピアプリ活用

ここまでの内容を、運用を始める前に確認するチェックリストと、よくある質問の形で振り返ります。

放置運用を始める前のチェックリスト

判断を決める前に、次のポイントを上から順に確認してください。ひとつでも引っかかるところがあれば、いったん立ち止まって見直す判断も大切です。

  • 公式アプリ「トラリピFX/CFD」を入手し、初回ログインと自動ログイン設定を済ませたか
  • トラリピ注文の設定項目(通貨ペア・レンジ・トラップ本数・利益値幅)を発注前に見直したか
  • 約定通知はオンにして、取引が動いた結果を把握できるようにしたか
  • レート通知はレンジ接近など要所だけに絞り、通知過多を避けたか
  • 経済指標はプッシュ通知ではなくカレンダーで確認する前提にしたか
  • チャート画面発注やウィジェットなど、アプリでできないことを理解したか

よくある質問

トラリピアプリは無料で使えますか?

公式アプリ「トラリピFX/CFD」は、特許取得のトラリピ®注文を手数料0円で利用できます。一部の機能は口座がなくても閲覧でき、実際に運用するにはマネースクエアの総合口座開設が必要です。

約定通知とレート通知はどう違いますか?

約定通知は注文の成立や決済といった結果を知らせる通知、レート通知は指定したレートに到達したことを知らせる価格アラートです。放置運用では約定通知を残し、レート通知は要所に絞ると通知過多を防げます。

経済指標の通知は届きますか?

みんかぶの機能一覧では経済指標のプッシュ通知は非対応とされています。経済指標カレンダーはアプリ内で閲覧できるため、通知ではなくカレンダーで確認する使い方になります。

通知が来ないときはどうすればいいですか?

まずスマホ端末側の通知許可を確認し、次にアプリの通知設定画面で対象の通知がオンになっているかを確認してください。経済指標のプッシュは元々非対応なので、届かなくても異常ではありません。

アプリのチャートから発注できますか?

みんかぶの機能一覧では、チャート画面からの発注は非対応とされています。チャートは足10種類・テクニカル15種類を表示できますが、同時表示は1チャートで、発注は注文画面から行う形になります。

成立カレンダーは何に使えますか?

成立カレンダーは毎日の取引成果や獲得マイルを一目で確認できる機能です。通知をすべてオンにする代わりに、カレンダーでまとめて振り返ると放置運用のリズムを保ちやすくなります。

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