
FXの自動売買で「勝率96%」「PF2.07」「7404トレード」という数字を見ると、多くの方が「優秀なEAだ」と第一印象を受けます。
しかし高勝率EAの構造を読み解く時は、勝率だけでなく平均利益と平均損失のバランス、最大ポジション数、最大ドローダウンを併せて確認しないと本当のリスク姿が見えません。
RANGE BURSTは、EAマイスターが開発したMT4用EAで、「広域レンジでマシンガン!半永久運用を目指す」をキャッチに10,000円(税込み)でGoGoJungleで販売されています。
2019年9月13日の販売開始から7年超にわたり7404トレード・勝率96.26%・PF2.07というフォワード成績がGoGoJungle上で公開されており、PFランキングでは1年で2位・3ヶ月で7位に位置しています。
ただし本作は高勝率の裏で平均損失が平均利益の約12倍という損大利小構造を持ち、最大40ポジションまで保有するナンピン型設計です。
最大ドローダウンは21.67%(240,343円)に達した記録があり、現時点で含み損-111,247円を抱えている点も正直に理解する必要があります。
この記事ではGoGoJungle公式商品ページのフォワード成績だけを根拠に、メリットだけでなく限界や向いていない人まで正直にお伝えします。
RANGE BURSTは広域レンジでマシンガン式にエントリーし半永久運用を目指すEAマイスター開発のMT4 EA
広域レンジ×マシンガン式エントリー
RANGE BURSTは広域レンジ相場を主戦場とするMT4用EAです。
「広域レンジでマシンガン」という公式のキャッチから、レンジ内で価格が上下するたびに複数回エントリーして利益を積み上げる設計と読み取れます。
販売開始は2019年9月13日。
7年超の販売実績を持つロングセラーで、GoGoJungleのPFランキング(3ヶ月)で7位、同1年で2位に位置するなど長期的に上位を維持しています。
EAマイスター開発・10,000円の手頃な価格
開発者はEAマイスター。
GoGoJungleの出品者プロフィールでは日本在住、フォロー2・フォロワー7のシンプルな構成で、本人確認資料とNDA(機密保持契約)が確認済みと表示されています。
価格は10,000円(税込み)と、GoGoJungleの有料EAの中では最安値クラス。
手頃な価格設定が7年超のロングセラーを支える一因と考えられます。
MT4専用・1リアル+1デモ口座
RANGE BURSTはMetaTrader 4(MT4)専用のEAです。
MT5では動作しません。
GoGoJungleの標準ライセンス体系に従い、1EAにつき1リアル口座+1デモ口座で利用可能。
口座のリセットは無制限に行えるため、口座変更時もマイページから手続きできます。
7404トレード・勝率96.26%・PF2.07・リスクリターン1.99・7年超のフォワード実績・収益率44.66%
フォワード成績の主要数字
GoGoJungle商品ページで公開されているRANGE BURSTのフォワード成績(全期間)は以下のとおりです。
- 収益: 477,477円
- プロフィットファクター: 2.07
- リスクリターン率: 1.99
- 勝率: 96.26%(7127勝 / 7404トレード)
- 収益率(全期間): 44.66%
- 口座残高: 1,477,477円
- 初期額: 1,000,000円
7404トレードという極めて多いサンプル数で勝率96.26%・PF2.07を記録している点は、数回のラックで数字が作られたものではないことを示す強い根拠です。
7年超の運用でこれだけのトレード数を積み上げているEAはGoGoJungleでも少数派。
平均利益171円・平均損失-2,130円の損大利小構造
一方で平均利益171円に対し平均損失は-2,130円と、損失のほうが利益の約12倍大きい構造です。
これは「小さな利益を何度も勝って積み上げ、少数の負けトレードで大きく失う」という典型的な損大利小(高勝率・小利大損)型のリスクリワードです。
高勝率96.26%は「1回あたりの利益が小さくても、ほぼ毎回勝つから資産が右肩上がりになる」設計を示します。
一方で「1回の負けで12回分の利益を失う」ため、連続損失が発生した時のインパクトが大きい構造でもあります。
最大利益3,017円・最大損失-21,541円
1トレードあたりの最大利益は3,017円、最大損失は-21,541円。
最大損失は最大利益の約7倍で、単発でも大きく損をするケースがあることが分かります。
リスクリターン率1.99
リスクリターン率は期間中損益÷最大ドローダウンで計算される指標で、1.99は「最大DDの約2倍の利益を出した」ことを意味します。
高い水準ですが、これは最大DDが21.67%に達したことが分母に入っている点も併せて読む必要があります。
知っておきたい限界と留意点—損大利小12倍・最大40ポジション・最大DD21.67%・現在含み損
平均損失は平均利益の12倍
前述の通り、平均利益171円に対し平均損失-2,130円は約12倍の差です。
これは高勝率EA特有の構造で、「勝つ時は小さく、負ける時は大きく」なります。
「勝率96%だから安心」と直結させず、「1回の負けで12回分の利益を失う」損大利小の構造を必ず理解した上で導入判断することが重要です。
最大40ポジションのナンピン構造
RANGE BURSTの最大保有ポジション数は40と公式に記載されています。
これは同時に40ポジションまで保有し得るナンピン(分割追加買)型の設計を示唆します。
広域レンジでマシンガン式にエントリーする設計上、レンジ内で価格が逆行した時に複数ポジションを積み上げ、平均取得価格を調整しながら戻りを待つ構造と考えられます。
レンジが維持されている間は機能しますが、レンジを脱して一方向に伸びるトレンドが来ると複数ポジションが一斉に含み損を抱えるリスクがあります。
最大ドローダウン21.67%(240,343円)
RANGE BURSTの最大ドローダウンは21.67%(240,343円)に達した記録があります。
初期額100万円・口座残高147万円強の状況で24万円強の含み損を抱えた局面があったことを意味します。
100万円スタートで24万円のDDは資産の約4分の1が一時的に消失した計算。
ナンピン型EAのリスク特性が数字に表れています。
現在含み損-111,247円
GoGoJungle商品ページのフォワードデータには含み収益-111,247円と記載されています(2026年7月確認時点)。
現時点で11万円強の含み損を抱えている状態で、「過去の実績は良いが今は調子が良くない局面」にある可能性があります。
導入判断時には、現在の含み損が今後解消するか、それとも拡大する可能性があるかを自分の目で最新フォワードで確認することが推奨されます。
推奨証拠金約107万円
RANGE BURSTの推奨証拠金は1,069,180円と公式に記載されています。
10,000円という手頃な価格とは対照的に、運用資金としては100万円強が必要です。
「EAが安い=始めやすい」と直結せず、運用資金込みで導入可否を判断する必要があります。
少額から始めたい場合はロット調整で対応可能ですが、リスク特性が変わる点に留意が必要です。
レンジ脱出時のトレンドリスク
「広域レンジ」を主戦場とするRANGE BURSTは、レンジが崩れてトレンド化した局面で最も苦手にする環境に入ります。
レンジ内で積み上げたポジションがトレンド方向に逆行し続けると、最大40ポジションまで含み損が拡大する可能性があり、最悪の場合は損切りが発生して大きなDDを記録します。
「半永久運用を目指す」というキャッチは目標であって保証ではなく、レンジ脱出時には手動でのEA停止や損切判断も視野に入れた運用が推奨されます。
公式レビュー0件
GoGoJungle商品ページのレビュー欄は2026年7月時点でレビュー0件と表示されています。
7年超販売されている一方でレビューが蓄積していないのは、利用者6名(公式表示)と購入者数が比較的少ないためと考えられます。
ユーザーの生の声が判断材料にならないため、フォワード成績の数字と商品ページの解説を自分で確認することが推奨されます。
「広域レンジでマシンガン」のキャッチを正直に読む
レンジ相場での積み上げ方式
「広域レンジでマシンガン」というキャッチは、レンジ相場で価格が上下するたびに複数回エントリーして小さな利益を積み上げる設計を端的に表現しています。
レンジ相場が続く間はこの設計が機能し、7404トレード・勝率96.26%という数字が示す通り「コツコツ勝ち続ける」展開になります。
逆にレンジが崩れた時の苦手さも構造上の宿命です。
「半永久運用」は目標であり保証ではない
「半永久運用を目指す」というキャッチに「目指す」という言葉が使われている点は正直に読むべきです。
目標として掲げているのであって、半永久に運用できることを保証しているわけではありません。
7年超のフォワード実績は確かに長いですが、過去の実績は将来の利益を保証しません。
相場環境が変われば同じ設計が同じ成績を出し続けるとは限らない点を理解することが重要です。
10,000円の手軽さと運用資金107万円のギャップ
RANGE BURSTの魅力の一つは10,000円という手頃な価格です。
GoGoJungleの有料EAの中では最安値クラスで、試しに導入しやすい価格設定です。
ただし前述の通り推奨証拠金は約107万円。
EA価格の安さと運用資金の大きさのギャップを理解した上で、余剰資金で運用することが推奨されます。
7年超のロングセラーという信頼性
RANGE BURSTは2019年9月から販売されている7年超のロングセラーです。
GoGoJungleで7年超販売が継続されていること自体が、一定の信頼性を示す材料です。
販売終了したEAや短期間で姿を消したEAと異なり、長期間販売が継続されていることは「利用者が継続的にいる」「開発者がサポートを継続している」傍証になります。
MT4への導入手順と推奨証拠金・ロット管理の前提
購入からMT4へのセットアップ
RANGE BURSTの導入の大まかな流れは以下のとおりです(GoGoJungle標準手順)。
1. GoGoJungleでログインし、RANGE BURST商品ページから購入(10,000円・税込み) 2. マイページからEAファイル(.ex4)をダウンロード 3. MT4の「ファイル」→「データフォルダを開く」→「MQL4」→「Experts」フォルダに.ex4ファイルを配置 4. MT4を再起動し、「ツール」→「オプション」→「エキスパートアドバイザー」で「自動売買を許可する」にチェック 5. 指定の通貨ペア・時間足チャートにEAをドラッグ&ドロップ 6. 左上に「Authentification Success」と出れば認証成功
通貨ペアと時間足は商品ページで確認
RANGE BURSTの対応通貨ペアと時間足は商品ページで指定されています。
「広域レンジでマシンガン」の設計上、レンジが出やすい通貨ペアと時間足が指定されている可能性が高いです。
導入前に商品ページの指定通貨ペア・時間足を確認し、必ず指定通りにチャートを開いてEAを設置してください。
推奨証拠金約107万円・ロット管理
推奨証拠金は1,069,180円と公式に記載されています。
これは初期額100万円・最大DD21.67%(約24万円)の実績を踏まえ、DDに耐えられる余裕を持った設定です。
少額から始める場合はロット調整で対応可能ですが、ナンピン型EAはロットを下げると利益も小さくなる代わりにDDも小さくなるため、自分のリスク許容度に合わせて調整してください。
口座のリセットは無制限
GoGoJungleの標準ライセンスに従い、1EAにつき1リアル口座+1デモ口座で利用可能。
口座を変更したい場合は、Web認証が登録されているMT4を閉じた状態でマイページからリセットできます。
リセット回数は無制限です。
デモ運用で確認すべき3点
本番運用前にデモ口座で確認したいポイントは以下の3点です。
- 指定通貨ペア・時間足でEAが想定通りエントリーを繰り返すか
- レンジ相場で小さな利益が積み上がる挙動と、レンジ崩れ時にポジションが積み上がる挙動
- 推奨証拠金107万円前後でのDD挙動と、ロット調整時のリスク変化
10,000円という手軽な価格ですが、損大利小12倍・最大40ポジション・最大DD21.67%というリスク特性を理解した上で、推奨証拠金を確保できる場合のみ導入を検討することが賢明です。
まとめ:RANGE BURSTが向く人・向かない人
RANGE BURSTは、広域レンジでマシンガン式にエントリーして小さな利益を積み上げるMT4用EAです。
EAマイスター開発・10,000円(税込み)で、7404トレード・勝率96.26%・PF2.07という7年超のフォワード実績を持ち、PFランキング1年2位・3ヶ月7位に位置しています。
記事の要点を3点にまとめます。
1. 7404トレード・勝率96.26%・PF2.07・リスクリターン1.99・収益率44.66%の7年超フォワード実績。
10,000円(税込み)・MT4専用・PFランキング1年2位・3ヶ月7位 2. 一方で平均損失-2,130円は平均利益171円の約12倍(損大利小)・最大40ポジションのナンピン構造・最大DD21.67%(240,343円)・推奨証拠金約107万円 3. 現在含み損-111,247円を抱えている局面・レビュー0件・「半永久運用」は目標であり保証ではない
こんな人におすすめ
- 10,000円という手頃な価格で7年超のフォワード実績あるEAを試したい方
- 損大利小・ナンピン型EAのリスク特性を理解し、推奨証拠金約107万円を確保できる方
- レンジ相場でコツコツ積み上げるEAをポートフォリオの1つに加えたい方
こんな人には向いていない可能性があります
- 損大利小のリスクリワードに不安を持つ方(1回の負けで12回分の利益を失う構造のため)
- 100万円程度の推奨証拠金を確保できない方(少額運用は可能だがリスク特性が変わる)
- レンジ脱出時のトレンドリスクを自分で管理できない方(放置前提は危険)
10,000円(税込み)という手軽な価格に見合うかは、自分のリスク許容度と推奨証拠金107万円を確保できるかが分かれ目です。
まずはデモ口座でレンジ相場での積み上げ挙動と、レンジ崩れ時のポジション積み上がりを確認してから本番運用に移ることを強くおすすめします。
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