東京神話EAを動かしているのに含み損が続いたり、そもそもエントリーが出なかったりして「これ勝てないのでは」と感じていませんか。実は症状ごとに、最大スプレッド15point設定が業者に合っていない/仲値が効かない相場を設定ミスと誤認している/短い評価期間とロットで途中退場している、のいずれかに切り分けられます。設定で直せる部分と待つしかない部分を分けるだけで、取れる結果は変わってきます。FX自動売買の経験が浅い方向けに、症状別の見直しポイントを順に整理します。
東京神話EAで勝てない原因を症状別に切り分ける

東京神話EAで勝てないと感じる状態は、大きく4つの症状に分けられます。まず自分がどの症状に当てはまるかを特定してください。
「勝てない」をまず4つの症状に分解する
東京神話EAが勝てないと感じる状態は、複数の原因が混在しているケースがほとんどです。大切なのは、まず自分がどの症状に当てはまるかを切り分けることです。
同じ「勝てない」でも、対処する場所が全く違うからです。
この記事の要点
- エントリーすら出ない(スプレッド設定が業者に合っていない)
- 約定するが負ける(スプレッドや相場のコスト負け)
- 逆行を抱えたまま決済される(仲値ロジックが効かない相場)
- 短期でマイナス続き(ロットが大きすぎるか評価期間が短すぎる)
自分はどの症状か、ここで先に決める
東京神話EAはナンピンやマーチンゲール手法を使わず、最大ポジション1という設計で破綻リスクが低い(参考)特徴があります。その分、設定のズレが直接『動かない』や『負ける』に表れます。
症状の切り分け方は単純です。まず、『エントリーが出ているかどうか』で判定してください。マイナーなトレード日(USD/JPY専用・M1(1分足)・ゴトー日(5の倍数日)と金曜日のみ(参考)のため)を狙っているからこそ、取りこぼしの有無が響きます。
エントリーが出ていない場合は、スプレッド設定を疑ってください。約定するが負けている場合は相場のコスト面を疑います。逆行を抱えて決済される場合は、相場そのものが仲値ロジックに合っていない可能性があります。短期でマイナスが続く場合は、ロットか評価期間のどちらかが適切でない可能性が高いです。
後続のセクションで詳しく解説しますが、この時点では『自分はどれに当てはまるか』を確定させることが全てです。誤った症状判定は誤った対処につながり、傷を広げるだけになります。
症状を取り違えると見直す設定もズレる
症状の誤判定は設定変更を歪ませます。例えば相場が悪いだけなのに『ロットが大きい』と判定してロットを下げると、チャンスが来た時に取り分が減ります。逆に、単純にロットが大きすぎて途中退場しているのに『相場が効きにくい』と放置すれば資金が蝕まれます。
別の例として、短期マイナスでスプレッド設定や約定ロジックをいじり始める失敗もあります。本来は関係ない設定をいじると期待値が崩れます。
症状を特定するまで設定をいじらない。それが鉄則です。『どの症状か』が決まってから『その症状に対応する設定』を見直す。この順序を守ることで、無駄な試行錯誤と資金消耗を避けられます。
仲値ロジックの仕組みから「勝てない理由」を読み解く
症状を4つに分けたところで、なぜその症状が起きるのかを理解するために、東京神話EAが何で利益を狙う仕組みなのかを最小限おさえます。
前日の円高乖離を仲値で取りにいく設計
東京神話EAのロジックの骨子は、前日に円高方向へ乖離→買いエントリー→仲値で売りに持ち替え(ドテン)→円高乖離で決済という流れです。
具体的には、前日の終値から円高方向に変動した状態(円高乖離)でまず買いポジションを建てます。そして東京時間の仲値(9:55前後)で売りに持ち替え、ドルを売る側に回ります。仲値には、銀行などの実需が円安方向に押す傾向があるため、そのバイアスを利用して利確を狙う設計です。
つまり、前日の円高乖離で買った分が、仲値での円安バイアスで売却益に変わる——この前提が成り立つ相場環境があってこそ、EAの期待値が実現されます。この前提が次のセクションの設定に反映されています。
逆に言えば、この円安バイアスが弱い日や、前日の乖離がほとんど出ていない日には、ロジックが本来の優位性を発揮できません。ゴトー日や金曜という限られたタイミングを狙うのも、実需による円安方向の押し目が出やすい日に絞り込むためです。だからこそ「いつでも勝てる」設計ではなく、前提が整った日にだけ淡々と取りにいくEAだと理解しておくと、勝てない局面の見え方が変わってきます。
ストップが広く時間決済で逆行を抱えやすい
東京神話EAのストップは広めに設定されています。記事により約100〜200pipsの幅が設定されており、利確側も同様に広めです。この広いストップ幅は、仲値前後の数少ないトレード機会で、瞬間的な値動きに過敏に反応しないようにするためです。
しかし、広いストップはメリットばかりではありません。仲値の円安バイアスで売りに持ち替えた後、その思惑通りに動かない相場が続くと、逆行したままのポジションを保有し続けることになります。
やがて時間決済が来て、逆行を抱えたまま切られるケースが発生します。この『逆行を抱えたまま決済される』という現象が、後段で説明する症状の正体です。つまり設定ミスではなく、仲値ロジックそのものの特性が逆行を包含しており、ときにはそれが決済に直結する仕組みになっています。これを理解できれば、マイナス月に不要な設定変更をして傷を広げるリスクを避けられます。
症状ごとに「疑う原因」と「見直す設定」を1枚で対応させる
仕組みがわかれば、症状と原因と設定を一対一で結べます。ここで切り分けの全体像を1枚の表にまとめます。
| 症状 | 疑う原因 | 見直す設定 |
|---|---|---|
| エントリーが出ない / 約定しない | 最大スプレッド設定と業者スプレッドのミスマッチ(スプレッド過大) | 最大スプレッド設定を実態に合わせる or 低スプレッド業者へ |
| 約定するがコスト負け | 実スプレッドが推奨より広くコストが利幅を削る | 低スプレッド環境に寄せる / 実スプレッドを実測 |
| 逆行を抱えたまま決済される | 仲値ロジックが効かない相場(相場ミスマッチ) | 設定では直らない=評価期間で見る / 相場急変時は手動退避 |
| 短期でマイナスが続く | ロット過大 / 評価期間が短い | リスク区分内のロットへ / 評価を数ヶ月単位に |
切り分け表の読み方と、次に読む見出しの選び方
この表を使うときは、まず左の『症状』列から自分のケースを探してください。例えばエントリーが出ていなければ第1行、短期でマイナスが続いていれば第4行という具合に、自分の状態に当てはめます。
行が決まったら、その行の中央『疑う原因』を読みます。これがあなたの問題の正体です。その原因を解決するために『見直す設定』に書かれた項目を、後続のセクションで詳しく掘り下げます。
例えば第1行『エントリーが出ない』に当てはまった場合、中央の『最大スプレッド設定と業者スプレッドのミスマッチ』が原因だと判定されます。その時点で、右列の『最大スプレッド設定を実態に合わせる』が次に見直すべき項目として決まります。症状ごとに見直すべき箇所が異なるため、自分の行の『見直す設定』を起点に読み進めることで、迷わず対処できます。
記事の後半は、この表の行と対応する形で並べています。第1行・第2行のスプレッド系は次の章で、第3行の相場ミスマッチはその次の章で、第4行のロットと評価期間は最後の章で掘り下げます。つまり、自分の症状が決まれば、読むべき章も自動的に決まる構成です。複数の症状に心当たりがある場合は、まずエントリーが出ているかどうかという土台の行から順に確認すると、原因の切り分けがスムーズに進みます。
最大スプレッド15pointの壁とエントリー・コスト負けの設定見直し

東京神話EAが「動かない」「約定するのに負ける」最頻原因は、最大スプレッド15point設定と使っている業者のスプレッドが噛み合っていないことです。ここを最初に確認してください。
なぜ広スプレッド業者だとエントリーすら出ないのか
東京神話EAが「買ったのに動かない」と感じるのは、実は相場が悪いわけではなく、手元の設定と使っている業者のスプレッドが噛み合っていないだけのことがあります。デフォルトでは最大スプレッド15point(1.5pips)を超えるスプレッドではエントリーしない仕様(参考)になっています。
広スプレッド業者の通常口座では1.6~1.8pips程度が常識です。つまり、15pointの壁に引っかかり続けて見送り続けているために「EAが動かない」に見えてしまうという因果です。
15pointは『これ以上では建てない』フィルタ
デフォルトの最大スプレッド設定15point(1.5pips)は、この値を超えるスプレッドではエントリーしないというフィルタロジックです。マニュアル推奨0.2~0.5pipsという狭い環境が前提ですが、広スプレッド業者の通常口座では1.6~1.8pipsが常識です。
つまり15pointの壁を常に上回る状態が続き、条件を満たしていても見送り続けるため「動かない=勝てない」という誤認が生まれます。
約定はしてもコスト負けするパターン
スプレッドが瞬間的に収まって約定しても、想定より広いスプレッド分だけ取り分が削られるコスト負けのパターンがあります。推奨0.2~0.5pipsで計算された利幅を、1.6~1.8pipsの環境で約定させると、その差分が損失に転じます。
長く続ければ収益性が低下するか、トータルでマイナスになることもあります。
注意:スプレッド設定を安易に広げすぎるリスク
最大スプレッド設定を業者に合わせて広げれば解決するわけではありません。設定を広げすぎると、本来見送るべき不利なスプレッド帯でも約定してしまい、期待値が著しく崩れるリスクがあります。スプレッド設定は設計者が検証した範囲内に収めることが、安定運用の基本です。
スプレッド設定を業者に無理に広げる時の注意
最大スプレッド設定を業者に合わせて広げる対処はありますが、上限をどこまで動かすかで結果が変わります。判断の目安はシンプルで、仲値前後に実際に出ているスプレッドが何pipsかを先に測り、その実測値に届く範囲だけ上限を上げます。実測が1.6〜1.8pips程度なら、その数値を少し上回るところまでに留めるという考え方です。
逆に、実測を確認しないまま「とりあえず動けばいい」と上限を大きく上げると、本来なら見送るべき不利なスプレッド帯でも建ち始めます。1回ごとの取り分が薄くなり、約定回数だけ増えてトータルでは削られます。設定の微調整は『業者の実スプレッドに合わせる』という限定的な目的に留め、根拠なく大きく広げることは避けましょう。次のH3で、その実測と二択の手順を具体的に見ていきます。
業者の実スプレッドに設定を合わせる見直し手順
| 業者スプレッドの状態 | 見直す方向 |
|---|---|
| 実スプレッドが推奨に近い(0.2~0.5pips) | そのまま稼働・追加調整不要 |
| 常時15point超で約定しない | 低スプレッド業者へ寄せる |
| たまに15point超える | 最大スプレッド設定を微調整 |
まず使う業者の実スプレッドを把握する
設定をいじる前に最初にやるべきことは、自分が稼働させる業者の実スプレッドを実測することです。特に仲値前後(9:50~10:00)の稼働時間帯での実値を確認する必要があります。
みんかぶFXなどのスプレッド比較サイトで複数業者を並べて見るか、実際に口座を開いてティックデータで実スプレッドの平均値を記録するという手順になります。仲値ロジックは仲値(9:55)前後の狭い時間帯に集中するため、朝方や昼間の広いスプレッドだけで判断してはいけません。
低スプレッド寄せ/設定調整の二択の選び方
実スプレッドを把握したら、そこから二択に分かれます。もし実測値が推奨の0.2~0.5pipsに近ければ、設定そのままで稼働を続けます。逆に常時15point超で約定しないなら、低スプレッド業者へ口座を移すか乗り換える方が根本解決になります。
その中間で「時々は15point以内に収まるが、たびたび超える」というケースなら、最大スプレッド設定を実スプレッドの平均値に微調整する(例えば18~20pointに引き上げる)という選択肢もあります。ただし設定を広げるほどリスクが増すトレードオフを理解したうえでの判断が重要です。
断定せず仕様事実だけで判断材料を示す
重要な注意として、「この業者なら必ず勝てる」「設定をこう変えたら利益が出る」といった保証や断定は、FX自動売買では言えません。スプレッドは時間帯や相場流動性で常に変動します。
仲値前後の実スプレッドを数日ぶん記録しないまま設定変更を急ぐと、逆に不利な約定が増えるリスクがあります。あなたの業者と実スプレッド、マニュアル推奨の狭スプレッド前提という条件を見比べて、自分の環境では何をすべきかを判断するという姿勢が大切です。
稼働環境の見落とし(VPS・約定遅延・設定未反映)
スプレッド設定が合っていても、そもそも稼働環境が整っていないと取引機会を取りこぼします。設定の次に多い見落としをここで潰します。
VPS常時稼働で取引機会を取りこぼさない
トレード日がゴトー日と金曜日に限定される東京神話EAにとって、仲値チャンスは月に数日程度です。VPS未使用でPC停止が起きると、仲値前後の約定遅延で取引機会を逃します。
自宅PCは再起動やスリープ、ネットワーク切断といった外部要因に左右されやすく、判定が発火しても約定指示に遅延が生じるリスクがあります。数少ないチャンスを確保するため、VPS環境で24時間フラットな稼働を維持することが基本です。
具体的に困るのは、仲値前後の数分間にPCがスリープから復帰している最中だったり、回線が一時的に切れていたりするケースです。東京神話EAは仲値という限られた時間帯を狙う設計のため、ほかの自動売買のように「次のチャンスで取り返す」が効きにくく、1回の取りこぼしがそのまま月間成績の差につながります。月に何度も訪れない取引タイミングだからこそ、稼働の安定性が成績の土台になるという順序を押さえておきましょう。
完全放置・知識不足・設定未反映という落とし穴
完全放置・知識不足・過度な期待が勝てない原因になる(参考)という一般的なリスクです。業者がマニュアル更新やルール変更を通知しても、デフォルト設定のまま稼働させ続けると本来の動作と乖離します。
EAの最新バージョンが配布されても更新を見落とす、取引ルール変更を無視するといった設定ズレが蓄積すれば、期待値を損ねます。月1回程度の確認(ログの正常性・バージョン番号・業者通知)をルーチン化するだけで、このタイプの失敗は大きく減らせます。
とくに見落としやすいのが、業者を乗り換えたときに最大スプレッドなどの設定を前の業者のまま使い続けてしまうパターンです。環境が変わったら設定も合わせて見直す、という一手間をルーチンに含めておくと、スプレッドの噛み合わせと稼働環境の両方を同時にケアできます。設定は「一度決めたら終わり」ではなく、業者やバージョンの変化に合わせて点検し続ける対象だと考えておくと安心です。
仲値ロジックが効かない相場をマイナス月=設定ミスと誤認しない
東京神話EAのマイナス月は、設定ミスではなく仲値ロジックが効きにくい相場で起きている場合があります。設定で直る問題と、待つしかない問題を分けて考えてください。
仲値の円安バイアスが効かない地合いの正体
東京神話EAのマイナス月に悩む方の多くは、相場のせいではなく『仲値ロジックが効く条件』を勘違いしています。設定を直す前に、そもそも効かない相場が存在することを理解しましょう。
強トレンド・指標で乖離が荒れると効きにくい
東京神話EAが利益を狙う仲値の円安バイアスは、前日に形成される「ドル円の乖離」が前提条件です。ところが、ドル円トレンドが強い月や地政学・経済指標で乖離が荒れる月は、この前提が成り立たなくなります。
実際のデータで見ると、2023年と2026年に複数のマイナス月が記録されています。これはトレード日がゴトー日(5の倍数日)と金曜に限られ、母数が少ないため短期では荒れやすいという構造的な事情もあります(参考)。
重要な点は、この『効かない相場』は設定でコントロールできる問題ではないということです。仲値ロジック自体が機能しない環境では、最大スプレッド設定をいじったり、ロットを増やしたりしても、根本的な解決にはなりません。
仲値後の時間決済では、逆行を抱えたまま切られるケースがあります。相場が強く動いている局面では、仲値での利益確定が予定通り進まず、引きずったポジションが時間経過で自動決済される際に損を被ることもあります。
eaking.jp(参考)
設定では直らない=待つ・退避する判断
効かない相場を「設定ミス」と勘違いして、パラメータをいじろうとするのは逆効果です。たとえば、マイナスが続いているからといって最大スプレッド設定を無理に広げると、本来見送るべき不利な約定条件で建ってしまい、期待値を崩してしまいます。
ここで必要な判断は「設定変更」ではなく「相場判断」です。トレンドが強い、指標や地政学で乖離が大きく荒れている、という局面では、手動で取引を見送る・あるいは一時的にロットを落とすといった対応が現実的な選択肢になります。
つまり、すべてのマイナスが『設定で直る問題』ではなく、中には『相場環境として待つべき時期』があるということです。この区別がつくと、無駄な設定いじりが減り、長期的な成績が安定します。
マイナス月を正常範囲と見極める数値の読み方
効かない相場の正体がわかったら、次は『どこまでが正常な凸凹か』を成績数値で見極めます。フォワードの長期数値を基準にしてください。
長期フォワードの数値を物差しにする
東京神話EAのマイナス月に落ち込むのはよくあることですが、その月が本当に『勝てない状態』なのか、それとも『正常な月ごとの変動範囲』なのかを判定する際は、長期の成績を基準に考えることが欠かせません。
リリース後のフォワードテスト(2019年12月〜2026年4月)で集計された数値は、勝率61.15%、プロフィットファクター(PF)1.21、最大ドローダウン8.25%です(参考)。これらは複数年にわたる平均値です。
だからこそ、1ヶ月だけマイナスだったからといって『設定がおかしい』と判断するのは、データを読み違えることになります。長期の勝率と収益性が保たれていれば、短期のマイナスは正常範囲の振れ幅と考えるべきです。
短期の一部だけを切り取って判断しない
東京神話EAはゴトー日(5の倍数日)と金曜日に限定してトレードする設計です。つまり、1週間のうち実際に取引する日は数えるほどで、1ヶ月でも稼働するのは限られた日数にとどまります。それだけ集まるサンプルが少ないということです。
1週間や2週間だけを見ると、その短い期間のトレード回数は数回になり、たった1〜2回の負けやスプレッドが大きい約定が出ると、まとまったマイナスになってしまいます。これは統計的なノイズであり、EAが『勝てない』ことの証拠ではなく、むしろサンプルが足りていない状態です。
正確な評価には、最低でも数ヶ月単位でのデータが必要です。3ヶ月、6ヶ月と観察を重ねれば、短期の凸凹がならされ、本当の成績が見えてきます。焦らず、より長い期間で成績をチェックする習慣をつけることが、誤った判断を防ぐ一番の対策です。
成績数値はGogoJungle由来の検証値です。実際のトレード成績は、相場の値動き・スプレッド変動・口座条件・通信環境など多くの要因に左右されます。参考値として、自身の実運用と照らし合わせてご判断ください。
「勝てない」と決める前に評価期間とロットを見直す
早すぎる損切りや過大なロットは、EAの期待値を取り切る前の途中退場につながります。最後に、勝てない判断を歪ませない評価期間とロットの土俵を整えましょう。
リスク区分別ロットをDD許容内に収める
ロットが大きすぎる状態では、バックテストやデモ口座の好成績も、本番では途中退場に終わります。手元の証拠金とDD許容から逆算してロットを決めることで、期待値を取り切る環境が整います。
| リスク区分 | 推奨ロット | 想定年利/最大DD目安 |
|---|---|---|
| ローリスク | 0.1lot | 想定年利15%/DD5% |
| ミドルリスク | 0.2lot | 想定年利30%/DD10% |
| ハイリスク | 0.3lot | 想定年利60%/DD25% |
証拠金とDDから逆算してロットを決める
ロットを決める際には『とにかく大きく』という発想が最も危険です。リリース後のフォワード実績では最大ドローダウンが8.25%という数値が出ており、証拠金に対してこの割合の含み損を抱えても耐えられる状態でなければ、途中退場のリスクが高まります(参考)。
ここで使える物差しがリスク区分です。証拠金100万円ベースで、ローリスク0.1lot(想定年利15%/DD5%)、ミドル0.2lot(30%/10%)、ハイ0.3lot(60%/25%)という3段階があります(参考)。
共通するのは『推奨ロットを超えないこと』です。バックテストの最大DDが54,662円(10.10%)に達することもあるため、手元の資金力で耐えられるロット帯に収めることが、長く続ける秘訣です。
想定・目安という前提で過度な期待をしない
注意すべき点は、これらの年利やDD目安は『想定』『目安』であって、保証されるものではないということです。相場環境・マイナス月・口座条件によって実績は変動します。
ハイリスク0.3lotで想定年利60%と聞くと、一見魅力的に見えます。しかし同時にDD25%という大きな逆行を受ける可能性があり、証拠金のおよそ4分の1に相当する含み損に耐える必要があります。この局面で冷静さを失ってロスカットを急げば、期待値を取り切る前の途中退場になってしまいます。
自分の資金力と心理的余裕を正直に見積もり、『このロット帯なら継続できる』というレンジに収めることが、実運用の現実的な選択肢です。
評価期間を数ヶ月単位に取り「勝てない判断」を保留する
ロットをDD内に収めたら、最後は時間軸です。トレード日が少ないEAを正しく測るには、判断を急がない期間設計が必要になります。
最低でも数ヶ月、トレード回数で見る
東京神話EAは、ゴトー日(5の倍数日)と金曜日のみのトレードに限定されています。つまり月間でも取引機会が限られ、サンプルサイズが小さいのです。こうしたEAを正しく評価するには、日数ではなくトレード回数と数ヶ月単位で測る必要があります。
1週間や2週間のマイナスで『勝てない』と判断するのは、統計的には意味がありません。限られた取引機会のなかで、偶然マイナス月に当たることもあれば、プラス月に恵まれることもあります。この凸凹をならすためには、最低でも数ヶ月単位で観察し、トレード回数が十分に貯まるまで結論を保留することが、誤った設定変更を防ぐ最善の方法です。
長期バックテストの位置づけと注意
東京神話EAのバックテストは、2007年1月から2026年4月までの過去19年間で実施されており、その成績は勝率63.71%・プロフィットファクター(PF)1.34(参考)です。
これらの数値は、長期間にわたる多数のトレードを集計した結果です。つまり、月ごと・年ごとのばらつきや逆行相場を含んでなお、このレベルの成績を上げているということになります。短期の凸凹は、この長期実績のなかでは『正常範囲』として組み込まれています。
ただし、バックテストは過去の相場を前提にした結果であり、将来の運用を保証するものではありません。相場環境が大きく変わったり、口座条件や稼働環境が異なったりすれば、実績は変動します。ここでの数値は、判断を急がないための『目安』として受け取ってください。
成績数値の前提:バックテスト・フォワード実績はGogoJungle販売ページ由来の検証値です。過去実績は将来のリターンを保証するものではありません。実際の運用は相場・マーケット環境・口座条件により変動しますのでご注意ください。
勝てない原因を潰す設定見直しチェックリスト
判断を決める前に、次のポイントを上から順に確認してください。ひとつでも引っかかるところがあれば、いったん立ち止まって見直す判断も大切です。
- 自分の症状を4分類(エントリー出ない/コスト負け/逆行を抱える/短期マイナス)のどれか特定した
- 使う業者の仲値前後の実スプレッドを実測し、最大スプレッド15point設定との噛み合いを確認した
- 低スプレッド業者へ寄せるか、最大スプレッド設定を実態に合わせるかを切り分けた
- VPS常時稼働・アップデート反映・業者に合わせた設定反映を済ませた
- マイナス月が『効かない相場』か『設定ミス』かを区別し、効かない相場では設定をいじらず待つ判断をした
- 証拠金とDD許容(フォワード最大DD8.25%目安)から逆算し、推奨ロット区分内に収めた
- 評価期間を数ヶ月・トレード回数ベースに取り、1〜2週間で勝てない判断をしないと決めた
よくある質問
東京神話EAを動かしてもエントリーが出ないのはなぜですか?
デフォルト最大スプレッドが15point(1.5pips)で、これ以上のスプレッドでは建てない仕様のためです。広スプレッド業者では超過が続き約定しません。仲値前後の実スプレッドを実測し、低スプレッド業者へ寄せるか最大スプレッド設定を実態に合わせて見直してください。
マイナスの月があるのは設定ミスでしょうか?
必ずしも設定ミスとは限りません。ドル円トレンドが強い・指標や地政学で乖離が荒れる月は仲値の優位性が効きにくく、過去も2023年・2026年にマイナス月があります。フォワードは長期で勝率61.15%・PF1.21のため、短期の凸凹は正常範囲として数ヶ月単位で見てください。
勝てないと判断するまでにどのくらい様子を見ればよいですか?
トレード日がゴトー日と金曜に限られ機会が少ないため、最低でも数ヶ月単位・トレード回数ベースで評価します。1〜2週間のマイナスで勝てないと判断するのは早すぎます。
ロットはどのくらいに設定すればよいですか?
証拠金100万円ベースで、ローリスク0.1lot(想定年利15%/DD5%)、ミドル0.2lot(30%/10%)、ハイ0.3lot(60%/25%)が目安です。いずれも想定値で保証ではないため、最大DD(フォワード8.25%)に耐えられる範囲に収めてください。
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