今回はたなかけんがリリースしている「gotobi」のレビューを紹介します。
興味があればぜひ参考にしてください。
gotobiのストラテジーについて
最初に「gotobi」のストラテジーを紹介します。
通貨ペア | USD/JPY |
取引スタイル | スキャルピング、デイトレード |
最大ポジション数 | 1 |
最大ロット数 | 100 |
使用する時間足 | 1分足 |
最大ストップロス | - |
テイクプロフィット | - |
両建て | なし |
gotobiはUSD/JPY(ドル円)を使ってトレードするEAです。
最大の特徴はトレードする時間が限定されている点で「ゴトー日」のみ稼働します。
ゴトー日とは1ヶ月のうち5で割れる日にち(5日、10日、15日、20日、25日、30日)のことで、東京市場では注目されている日を指します。
というのも、ゴトー日は日本の企業から海外の取引先企業への支払い日に指定されていることが多く、多くの円がドルに換金されるからです。
円をドルに換えることによって円安ドル高の傾向になりやすいため、ゴトー日はロングエントリーすると利益が取りやすい日として有名です。
gotobiはトレードする日を相場の流れが読みやすいゴトー日に絞り込むことで、効率よく利益を出すように設定されています。
トレード回数を増やしてコツコツ利益を増やすのではなく、勝ちトレードがしやすいタイミングに狙いを絞ってトレードするタイプのEAと言えるでしょう。
gotobiの運用実績について
次に「gotobi」の運用実績について紹介します。
gotobiが運用スタートしてから2021年11月までの結果は次のようになっています。
収益 | 434,237円 |
収益率 | 63.96% |
プロフィットファクター | 4.25 |
勝率 | 69.23% |
平均利益 | 15,661円 |
最大ドローダウン | 6.25% |
平均損失 | -8,300円 |
最大利益 | 61,200円 |
最大損失 | -23,572円 |
次にgotobiの2021年1月から2021年12月までの運用実績をまとめました。
トレード月 | 損益 | 勝率 | トレード回数 |
---|---|---|---|
2021年1月 | - | - | - |
2021年2月 | - | - | - |
2021年3月 | 3,553円 | 50% | 4回 |
2021年4月 | -11,667円 | 33.33% | 6回 |
2021年5月 | 111,807円 | 100% | 5回 |
2021年6月 | 49,832円 | 100% | 6回 |
2021年7月 | 33,212円 | 66.67% | 6回 |
2021年8月 | 60,100円 | 100% | 5回 |
2021年9月 | 26,993円 | 33.33% | 6回 |
2021年10月 | 130,482円 | 100% | 5回 |
2021年11月 | -6,554円 | 40% | 5回 |
2021年12月 | 61,471円 | 80% | 5回 |
「gotobi」の最大の特徴は収益率の高さとリスクリターン率の高さです。
収益率(利益率)が高いと少ない資金で多き利益を作れるため、FXを始めるための必要資金が少額でも大きな利益を掴みやすくなります。
またリスクリターン率が高いため、低いリスクで運用ができます。
つまりgotobiは「少ない資金」で「低リスク」で運用できるEAのため、FX初心者にも安心して使えるEAと言えるでしょう。
利益も、2021年3月にリリースされてから現在までトータルでプラスの収支となっています。
月間でみるとマイナスになっている月はあるものの(2021年4月と11月)、どちらも少額のマイナスで抑えられていますので、長期的に見れば大きな問題ではありません。
ただ、トレード回数が少ないので勝率だけを見ると激しく動く印象があります。
相場環境が良いと月間で負けなしのトレードをしてくれますが、相場環境が悪いと50%を下回ることもあります。
とはいえ、勝率が低くても利益が出ているのはこれまでの実績から見ても分かるため、gotobiは稼ぎやすいEAなのではないでしょうか。
gotobiのメリット
「gotobi」にはさまざまなメリットがあります。
特に次の3つは他のEAと比べて大きな違いがありますのでぜひ知っておきましょう。
収益率(利益率)が高いトレードを行う
gotobiの最大の特徴の1つが収益率(利益率)の高さです。
GogoJungleではさまざまなEAが販売されていますが、収益率別にみるとgotobiは上位に入ってくるほど高い数値をたたき出しています。
FXを始めるには運用するための資金が必要ですが、収益率が低いEAを使うと運用資金を多めに用意しないとすぐに資金が無くなってしまうリスクがあります。
しかしgotobiは収益率が高いので少ない資金からでも始められるのは大きな魅力です。
リスクリターン率が高い
gotobiは収益率だけでなくリスクリターン率も高いです。
リスクリターン率が高いと小さいリスクでトレードができるため、万が一失敗しても損失額を最小限に抑えられます。
FXで稼ぐには「いかに稼ぐか?」も大事ですが「いかにリスクを小さくするか」も重要になってきます。
gotobiはGogoJungleで販売されているEAの中でもトップクラスにリスクリターン率が高いため「できればなるべく損をしたくない」という人におすすめです。
トレードで使う通貨ペアがUSD/JPY
gotobiは日本人にとって最もなじみが深いUSD/JPY(ドル円)を使ってトレードするEAです。
USD/JPYはボラティリティが低く値動きが大きく乱高下することが少ないため、安定したトレードがしやすい特徴があります。
ボラティリティが低いと大きく利益を取れるチャンスは少ないものの、突発的な値動きによって損切を余儀なくされる機会も少ないので損失額を減らせるメリットがあります。
特にFXを始めて間もない人はUSD/JPYから始めると余計な損失が防げるので、FX歴が浅い人ほどgotobiはおすすめです。
gotobiのデメリット
「gotobi」にはたくさんのメリットがある反面、いくつかのデメリットがあります。
特に次の3つはgotobiを使う上で知っておくべきポイントなのでぜひ理解しておきましょう。
トレード回数が少ない
gotobiは「ゴトー日」にしかトレードしないため、他のEAに比べてトレード回数が少ないです。
1ヶ月のうちにトレードするのは最大6日しかないうえに、トレードスタイルが「デイトレード」が中心のため、月間でも5~6回しかトレードしません。
つまり1ヶ月の2/3はEAとして稼働しないのです。
5日に1回しか稼働しないため、「毎日トレードしてくれるEA」を探している人からすると物足りなさを感じるでしょう。
月間収支でマイナスになることもある
gotobiは勝率が7割近くあるEAですが、必ずしも利益が出るわけではありません。
さらにトレード回数も多くないため、相場環境次第ではマイナス収支になることもあります。
とはいっても、損失額は10,000前後に抑えられていますし連続してマイナスになったこともないため、そこまで大きなデメリットとして考える必要はありません。
FXに取り組む以上トレードに失敗することはありますし、EAを使ってもそれは同じです。
gotobiは年間ではプラスの収支になっているので月間収支でマイナスになっても「相場環境が悪かったんだな」程度に留めておくようにしましょう。
USD/JPY以外の通貨ペアには対応していない
gotobiは「ゴトー日」という日本独特な慣習を活用したEAのため、USD/JPY(ドル円)以外の通貨ペアでは使えません。
なぜならEAは既に設定された通貨ペアで自動的にトレードするからです。
特にgotobiは他のEAとは違ってどの通貨ペアに適用するロジックを用いているわけではないため、USD/JPY以外の通貨ペアに応用できません。
もし他の通貨ペアでトレードしたいなら、gotobiではなく別のEAと新しい口座を用意して、併用して運用した方が良いでしょう。
gotobiの口コミ
安心感があります。
GogoJungle
数か月稼働していますが、エントリー時間が限られていてリスクが小さく、安心して使用できそうです。
実需で稼ぐ
GogoJungle
ゴトー日の決まった時間に買って決まった時間に決済するというEAですが、アノマリー系なので安心感があります。
「gotobi」の口コミを見てみると数は少ないものの良い意見が多い印象でした。
「大きく稼げる」「一攫千金が狙える」などといった意見よりも「安定して稼げる」「安心感がある」といった安定の高さを評価した口コミが多かったです。
実際にgotobiは効率よくFXで稼ぐためにトレードする日や通貨ペアを厳選しているため、利益が取れる可能性は高くなっています。
そのため、FXで大きな利益を狙っている人には物足りなさを感じるかもしれません。
反対に「利益はそこまで大きくなくても良いから長期的にコツコツと利益を増やしていきたい」という人にはgotobiはおすすめです。
最後に
以上「gotobi」のレビューを紹介しました。
gotobiは「ゴトー日」という日本独自の慣習を活用したEAで、ドル高円安になりやすいタイミングを狙ってトレードしていきます。
USD/JPYを使ってトレードするため大きな利益を出すのは難しいですが、リスクが低いトレードをしてくれますから少ない資金でも始められるのが最大の特徴です。
gotobiの詳細や細かい運用実績はゴゴジャンで紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
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