今回はTrader Kakugoさんが販売している「アノマリーマスター」のレビューを紹介します。
興味がありましたら是非参考にしてください。
アノマリーマスターのストラテジーについて
最初に「アノマリーマスター」の詳細について紹介します。
アノマリーマスターの特徴は次の通りです。
通貨ペア | USD/JPY |
取引スタイル | デイトレード |
最大ポジション数 | 1 |
最大ロット数 | 999(使用する証券口座に依存) |
使用する時間足 | 5分足 |
最大ストップロス | 60 |
テイクプロフィット | 100 |
両建て | なし |
「アノマリーマスター」はUSD/JPY(ドル円)を使ってトレードするEAです。
1つのロジックではなく複数のロジックで構成されており、エントリーするための条件はかなり厳しく設定されています。
そのため、リスクが高いポイントで無茶なエントリーをしません。
使っている通貨ペアもUSD/JPYのため、ボラティリティが低く急激な値動きがおこりにくくロジック通りに動くのも大きな特徴と言えるでしょう。
アノマリーマスターの運用実績について
次に「アノマリーマスター」の運用実績について紹介します。
アノマリーマスターのこれまでの運用実績は次の通りです。
収益 | 316,321円 |
収益率 | 53.21% |
プロフィットファクター | 1.92 |
勝率 | 60.75% |
平均利益 | 10,115円 |
最大ドローダウン | 7.99% |
平均損失 | -8,164円 |
最大利益 | 30,000円 |
最大損失 | -31,500円 |
次にアノマリーマスターの2021年1月から2021年11月までの運用実績をまとめました。
トレード月 | 損益 | 勝率 | トレード回数 |
---|---|---|---|
2021年1月 | ー | ー | ー |
2021年2月 | ー | ー | ー |
2021年3月 | ー | ー | ー |
2021年4月 | -10,140円 | 28.57% | 7回 |
2021年5月 | 94,063円 | 92.86% | 14回 |
2021年6月 | 48,800円 | 62.5% | 16回 |
2021年7月 | 3,260円 | 50% | 14回 |
2021年8月 | 63,084円 | 73.33% | 15回 |
2021年9月 | -18,116円 | 35.71% | 14回 |
2021年10月 | 49,290円 | 53.33% | 15回 |
2021年11月 | 86,080円 | 69.23% | 13回 |
アノマリーマスターの最大の特徴は平均利益の高さです。
トレードスタイルや使っている時間足によって平均利益は異なりますが、平均利益が10,000円以上あるのはあまり多くありません。
平均利益が高ければ1回のトレードで期待できる利益が高いことを意味します。
もちろんFXですからトレードに失敗することもあります(2021年4月と9月はマイナス収支だった)が、年間で見るとプラスになっているため、長期運用を意識したEAと言えるでしょう。
アノマリーマスターのメリット
「アノマリーマスター」にはさまざまなメリットがあります。
特に次の3点は他のEAと比べて大きな違いでもあるので、ぜひ知っておきましょう。
1ヶ月で10万円近く稼げる時もある
アノマリーマスターは平均利益が10,000円を越えているだけでなく、勝率も60%以上あるため、相場環境次第では1ヶ月でかなりの利益が出せる可能性があります。
実際に2021年5月は勝率92%をたたき出し、損益もプラス94,000円という結果を出しています。
もちろん必ず毎月10万円稼げるわけではありませんが、稼げる月は大きく利益を伸ばせるんがアノマリーマスターの大きなメリットといえるでしょう。
年間収支でマイナスになった年がゼロ
アノマリーマスターは2021年5月にリリースされましたが、バックテストとして2006年から2021年4月までの結果を公表しています。
その結果、マイナスを出している月はあるものの、年間を通してマイナスになった年は1回もありません。
さらに年によっては100万円以上利益を出した年もあります。(2009年、2013年、2016年)
月間勝率も80%を越えているため、アノマリーマスターは長期的に運用できるEAと考えていいでしょう。
両建て・ナンピン・マーチンゲール法を使わないロジック
アノマリーマスターは複数のロジックを駆使してエントリーポイントを探し、高い確率で利益が出る手堅いトレードをしてくれます。
そのため、両建てやナンピンといった含み損を一時的に保留するような手法は一切使いません。
両建てやナンピンを使えば含み損のリスクを緩和できますが「含み損ありき」のトレードとなるため証拠金を多めに入れないといけません。
しかしアノマリーマスターは切るべきポジションはしっかり損切して次のトレードに進むので少ない証拠金からでも始められます。
特にシステムトレード含めFX経験が浅い初心者にはおすすめのEAと言えるでしょう。
アノマリーマスターのデメリット
「アノマリーマスター」はさまざまなメリットがある反面、デメリットもあります。
特に次の3点はアノマリーマスターを使ううえで知っておくべきポイントなので、ぜひ理解しておきましょう。
月間損益は安定しない
アノマリーマスターは年間の損益で見るとマイナスになった年は1回もありませんが、月間ベースで見るとマイナスになることがしばしばあります。
直近であれば2021年4月と2021年9月はマイナスになっています。
また2021年7月はプラスになっているものの利益がかなり少ないです。
月単位で見ると「安定しないEA」と思うかもしれませんが、年間でみるときちんとプラスになっているので、長期的な視点で見る必要があります。
毎日トレードするわけではない
アノマリーマスターはデイトレードがメインですが、毎日トレードするわけではありません。
アノマリーマスターは複数のロジックを使ってエントリーポイントを探すEAですが、トレード日数を見ると決済していない日もチラホラあるのが分かります。
またトレード日数を見る限り1ヶ月のトレード回数も15回前後ですから、毎日トレードするわけではありません。
相場環境次第では1週間ほどトレードの間隔があく時もあるため「毎日トレードしてくれるEA」を探している人には物足りなく感じるかもしれません。
USD/JPY以外の通貨ペアでトレードできない
アノマリーマスターはUSD/JPY(ドル円)でトレードするEAですが、それ以外の通貨ペアではトレードできません。
EAの中では複数の通貨ペアでトレードできるものがありますが、特定の通貨ペアでしかトレードしないものが多いです。
通貨ペアによって世界情勢や経済指標によって動きが変わってくるため、トレードする通貨ペアから選ぶのもポイントの1つではあります。
USD/JPYはリスクが低く初心者向きの通貨ペアではあるものの、利幅が取りにくい側面もあるため「USD/JPY以外の通貨ペアでトレードしたい」という人にはアノマリーマスターは不向きかもしれませんね。
アノマリーマスターの口コミ
実需で稼ぐ
GogoJungle
今月はテーパリング前のせいか相場が合わず負けていますが、先月まではかなり高い勝率で稼いでくれました!
アノマリー系なので長い目で見ていきたいと思います。
勝てなくなってきた?
GogoJungle
9月1日に購入し稼働中。今のところトータルで勝てていません。フォワードテストと同じような成績です(デモ口座と同じ証券会社を使っている)3週間や1か月ほどの稼働で判断は出来ませんが、ゴゴジャンの売り上げランキング1位になると成績が落ちるというアノマリーが巷ではあるようです。
良い感じ
GogoJungle
似たような仲値トレード系EAが3万ぐらいしてたので、こっちのほうがお買い得って感じ。ただ複利機能さえあれば星5つだった。
「アノマリーマスター」の口コミを調べたところ、賛否両論という感じでした。
実績だけ見れば2021年もプラス収支になっていますが、2021年から始めた人はいきなりマイナス収支になっているため、口コミでも「これ勝てるの?」という声がいくつか目立ちました。
とはいっても、リリース当初に購入して運用している人達はプラスになっているので、アノマリーマスターに対する大きな不満はないように感じます。
そもそもアノマリーマスターは「年間収支」でプラスを目指しているEAのため、月間収支でマイナスになる月もあることを理解して使う必要があります。
バックテストも含めてアノマリーマスターは長期運用向けのEAですので、そのことを理解して使う・使わないと判断してください。
最後に
以上「アノマリーマスター」のレビューを紹介しました。
アノマリーマスターはリスクをできるだけ抑えて長期的な視点でプラスにするEAです。
月間ではマイナスになるものの年間ベースの損益でプラスになりますので毎月の収支を見て一喜一憂するのではなく「まあ仕方ないか」という気持ちで運用しないといけません。
とはいえ、平均利益も高くトレード勝率も60%を越えているため、上手くいけば1ヶ月で10万円近く稼げるポテンシャルを秘めています。
アノマリーマスターの具体的な特徴や詳しい運用実績はゴゴジャンで紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。
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