こちらの記事では、海外FX業者XMの手数料についてご紹介していきます。
XMにおいてかかる可能性のあるコストは5つあります。
- ポジションを建ててエントリーする際にかかるスプレッドと取引手数料
- ポジションを決済する際にかかるスリッページコスト
- 日をまたいでポジションをロールオーバーする際にかかるスワップポイント
- 入金手数料
- 出金手数料
全ての手数料が必ず発生するというわけではありません。
特に、XMの場合は特定力が非常に高いという特徴があるため、平常取引時のスリッページコストは大部分において発生しません。
さらに、新規でアカウントを登録したり口座開設をしたりする際にも、手数料がかかることはありません。
また、XMは世界の水準となっているプラットフォームであるMT4・MT5に対応していますが、手数料はかかりません。
入出金に関しても、場合によっては手数料を抑えることが可能です。
こちらの記事を参考にして、手数料を軽減する際に役立ててください。
XMは口座開設手数料が無料!入会金・年会費もかからない!
XMでは、以下に挙げるケースにおいては料金が一切かかりません。
- リアル口座における新規口座開設手数料
- リアル口座の登録入会金
- デモ口座の利用時にかかる手数料
- MT4・MT5プラットフォーム利用にかかる料金
つまり、取引や入出金をしない限りは、手数料を取られることがないというわけです。
口座を開設するだけなら100%無料となります。
さらに、XMでは口座開設時に3,000円のボーナスがもらえるため、実際のところプラスとなるのです。
この先XMを利用しようと考えている人は、早い段階で口座開設をしておくことをおすすめします。
90日間全く動いていない口座にかかる口座維持手数料とは
これからXMを利用するという人に気をつけておいて欲しい点があります。
それは、XMのアカウントを放置する場合です。
90日間全く入出金もなく、取引も行われていない口座を休眠口座と言います。
このような休眠口座には口座維持手数料が発生し、毎月5ドルが口座残高から差し引かれることとなります。
実際かかる手数料は、休眠口座を所有している際のドル円レートに関わってきますが、おおよそ500〜550円の間となります。
この先XMをやめる時がきたら、最後の取引から90日以内に口座内のお金を全額引き出してゼロにしておく必要があります。
XMの手数料①:スプレッド・取引手数料について
XMに用意されている口座タイプは次の3タイプです。
- スタンダード口座
- マイクロ口座
- ゼロ口座
この口座タイプごとにコスト体系が異なってきます。
◆スプレッド
- マイクロ口座:発生(スプレッドが広め)
- スタンダード口座:発生(スプレッドが広め)
- ゼロ口座:発生(スプレッドが狭め)
◆取引手数料
- マイクロ口座:無料
- スタンダード口座:無料
- ゼロ口座:発生
◆トータル平均コスト(ドル円例)
- マイクロ口座:平均2.0pips
- スタンダード口座:平均2.0pips
- ゼロ口座:平均1.1pips
これらのことをまとめると次のようなことが言えます。
- マイクロ口座・スタンダード口座
→取引手数料が無料(スプレッドが広め) - ゼロ口座
→取引手数料が発生(スプレッドは狭め)
つまり、ゼロ口座はスプレッドが狭いため、その分取引手数料が発生するというわけです。
<ゼロ口座の取引手数料>
発生する手数料は次の通りです。
- 1ロットの片道取引あたり:5ドル
- 1ロットの往復取引あたり:10ドル
つまり、「10ドル÷1ロット(10万通貨)=1.0」となり、pips換算すると1.0pipsになります。
上記で示した通り、ゼロ口座のドル円スプレッドは平均0.1pipsとなっていますから、スプレッド0.1pipsに取引手数料1.0pipsを加えた1.1pipsが合計の平均コストとなるわけです。
マイクロ口座とスタンダート口座の平均スプレッドは、上記の通り2.0pipsです。
比較してみると、取引手数料がかかるゼロ口座の方が取引コストが抑えられるというわけです。
◆手数料が徴収されるタイミング
- MT4口座
→エントリーしたタイミングで往復手数料(1ロットあたり10ドル)が徴収される - MT5口座
→エントリー時と決済時両方のタイミングで往復手数料(1ロットあたり5ドル)が徴収される
XMの主要通貨ペアにおけるスプレッド・手数料について
XMの主要通貨ペアにおける平均スプレッドと取引手数料を見ていきましょう。
下記一覧のゼロ口座に関しては、カッコの中がスプレッドのみの値、カッコの外はスプレッドと取引手数料を合わせた値となっています。
項目 | マイクロ口座 | スタンダード口座 | ゼロ口座 |
手数料 | 無料 | 無料 | 1,000円(1.0pips) ※1lot(10万通貨あたり) |
ドル円 | 2.0pips | 2.0pips | 1.1pips (0.1pips) |
ユーロ円 | 2.7pips | 2.7pips | 1.6pips (0.6pips) |
ポンド円 | 5.4pips | 5.4pips | 2.1pips (1.1pips) |
豪ドル円 | 4.8pips | 4.8pips | 2.0pips (1.0pips) |
ユーロドル | 1.9pips | 1.9pips | 1.1pips (0.1pips) |
ポンドドル | 2.6pips | 2.6pips | 1.6pips (0.6pips) |
豪ドル米ドル | 2.5pips | 2.5pips | 1.4pips (0.4pips) |
エントリーするポジションサイズによって、実際にかかってくるスプレッドの金額は変わってきます。
例を挙げてみましょう。
◆1ドル100円の際にスタンダード口座でドル円をエントリーした場合
- 1000通貨取引:20円
- 1万取引通貨:200円
- 10万取引通貨:2,000円
- 100万取引通貨:20,000円
XMの口座タイプ選択における注意点
「取引コストが安い=ゼロ口座の方がメリットがある」とは必ずしも断言できません。
取引コストに関していえば、確かにゼロ口座の方が安いといったメリットはあります。
しかし、以下のようなデメリットもあることを忘れてはいけません。
- 入金ボーナスについて100%対応していない
- XMポイント(XMロイヤルプログラム)対応ではない
- 取引はFX通貨ペアと金・銀のみでそれ以外に対応していない
- 最大レバレッジに制限があり、500倍までである
- 最低入金額が初回の場合1万円以上必要となる
XM初心者の人におすすめなのは、最大レバレッジが888倍であり、なおかつボーナスを活用することでとてもお得に取引をすることができるスタンダード口座の開設です。
XMの手数料②:スリッページコストについて
決済注文を発注する際のレートと、実際に決済された時点でのレートが違う場合に発生する隠れたコストのことを、スリッページコストと言います。
一つ例を挙げてみましょう。
◆ドル円のロング(買いポジション)を決済する場合
- 決済注文時のレート:100.00円
- 実際の決済レート:100.01円
ご覧いただいてわかるように、0.01円(=1銭)分トレーダーが損をすることになります。
これが、いわゆるスリッページコストです。
とはいえ、XMで平常取引を行う場合には、スリッページコストが発生することはほとんどありません。
その理由は「すべての取引のうち99.35%が1秒以内に決済される」と公式サイトで銘打たれているほど、約定力が高いという特徴があるためです。
国内FX取引において、スリッページコストに対するストレスを感じる人は多いでしょう。
XM取引においてスリッページコストが発生しないことは、普段国内FX取引を行っていた人からすると、大変な驚きとなるでしょう。
経済指標発表などのイベント前後は注意が必要
ただし、XMにおいてスリッページコストの心配がないのは、あくまで普段の取引のみであることを覚えておく必要があります。
経済指標発表などイレギュラーなイベント時は、相場が大きく変動し注文も集中します。
そういったときは、スリッページが多少発生する場合があるからです。
もちろん、この現象はXMに限ったことではありません。
国内すべてのFX業者に該当します。
アメリカ雇用統計が発表された週の週末取引において、20〜50pipsのスリッページコストが発生したという例もあります。
とはいえ、XMは約定力が高いため、普通なら大きくスリッページコストが発生するような場面でも、コスト幅が最小限に抑えられる可能性が高いのも事実です。
XMにおいて相場の大きな変化を狙っての取引を行う場合には、スリッページが多少発生することを念頭においておく必要があります。
逆に、スリッページを避けるのなら、イベントの際は取引を控えるのが賢い選択と言えるでしょう。
XMの手数料③:スワップポイントの支払いについて
そもそも、スワップポイントとは、各国の政策金利の差を照らし合わせてFX業者が独自に定める数値のことを意味しています。
例えば、高金利の国の通貨を売却し、低金利の国の通貨を買うといったポジションを持つとしましょう。
この場合には、スワップポイントの支払い(=マイナススワップ)が発生することになります。
それでは具体的な例を見ていきましょう。
◆ドル円通貨ペアのケース
- 日本の政策金利:0.1%
- アメリカの政策金利:2.5%
- ドル円のショートポジション(高金利のドルを空売りし、低金利の円を買う)
→スワップポイントの支払い発生 - ドル円のロングポジション(低金利の円を売却し、高金利のドルを買う)
→スワップポイントの受け取り
XMの場合、次のようなマイナススワップが発生します。
●ドル円ショートポジション
- スワップポイント:マイナス8.58
- 1ロット取引の場合:858円のマイナススワップ発生
通貨ペアやエントリーポジションによって、スワップポイントは異なります。
取引を行う前には、必ずスワップポイントを確認しておくことが大切です。
マイナススワップ支払いのタイミングについて
まず、スワップポイントは、日をまたいでポジションを持ち越し(いわゆるロールオーバー)した場合のみ発生します。
ロールオーバーは、XMのMT4(MT5)表示時間において「0時」をまたいだタイミングでポジション保有した場合にみなされます。
つまり、マイナススワップの支払いを避けるためには、該当ポジションをロールオーバーさせなければいということになります。
夏時間とは、ヨーロッパのような緯度の高い地域で取り入れられている制度です。
3月の最終日曜日のAM1:00から10月の最終日のAM1:00までの間、1時間時計の針を早めることになっています。
具体的には次のようなタイミングとなります。
- 夏時間の場合
AM5:59からAM6:00に変わるタイミング - 冬時間の場合
AM6:59からAM7:00に変わるタイミング
XMの手数料④:入金手数料について
XMへの入金方法は次の3つに大きく分けられます。
- クレジットカードまたはデビットカード
- 国内銀行送金
- オンラインウォレット(bitwallet/STICPAY)
それぞれには次のような手数料がかかってきます。
- クレジットカードまたはデビットカードの場合
→XM負担のため無料
- 国内銀行送金の場合
→振込手数料(110円〜770円)が必要
1万円以下の振込の場合は、さらに別途980円の手数料が必要
- Bitwalletの場合
→XM負担のため無料
※Bitwalletへ入金する際には手数料が必要(クレジットカード→入金額の4〜5%・国内銀行送金→無料)
- STICPAYの場合
→XM負担のため無料
※STICPAYへ入金をする際には手数料が必要(クレジットカード→入金額の3.85%・銀行振込→入金額の1%)
これらの入金方法の中で、手数料が一切かからない手段は、クレジットカードもしくはデビットカードのみとなっています。
他の入金方法を使うと、上記のような手数料がかかるので注意しておく必要があります。
一切手数料がかからないのは、クレジットカード/デビットカード
XMへの入金をクレジットカードもしくはデビットカードで行う場合は、一切の手数料がかかりません。
手数料に関しては、XMが負担してくれるためです。
しかし、XMで使えるクレジットカードには制限があります。
使えるのはMasterCardかVISAのみとなっているため、JCBやAMEXを使いたい人は注意しましょう。
利用できないブランドのカードを使うためには、Bitwalletに入金する必要があります。
その際には手数料がかかることを覚えておきましょう。
◆AMEX・JCB・ダイナースのカードを使って入金する方法
- AMEX・JCB・ダイナースからBitwalletに入金する
- BitwalletからXMに入金する
注意しておきたい国内銀行送金の手数料
基本的に、XMに対して国内銀行送金で入金する際にかかるのは銀行の振込手数料のみです。
銀行の振込手数料は各銀行によって異なりますが、おおよそ110円〜770円程度の手数料がかかります。
一般的な振込をする際にかかる振込手数料と同じです。
しかし、注意しておきたい点が一つあります。
それは、1万円以下の入金をする場合です。
1万円以下の入金をする場合は、振込手数料とは別に980円の手数料が発生しXMに徴収されてしまいます。
手数料を節約したいという人は、入金の度に1万円以上を入金することをおすすめします。
オンラインウォレットに入金する場合の手数料について
BitwalletやSTICPAYなどのオンラインウォレットを使ってXMに入金する際、オンラインウォレットからXMへの入金時には手数料が発生しません。
注意しておきたいのは、オンラインウォレットに入金するタイミングでかかる手数料です。
入金する際は次のような手数料がかかってくるため確認しておきましょう。
- Bitwallet
VISA/Mastercard:入金額の4%
AMEX/JCB/Diners/Discover:入金額の5%
国内銀行送金(みずほ銀行):無料
- STICPAY
VISA/Mastercard:入金額の3.85%
具体例を見ていきましょう。
- AMEXで10,000円入金した場合
手数料5%→10,000円×5%=500円
実際のチャージ額=9,500円
チャージ額が大きくなればなるほど、手数料が高くなり損をすることになります。
しかし、みずほ銀行口座からの銀行送金ならば手数料がかからないため銀行送金をおすすめします。
STICPAYでは、入金額の一律3.85%が手数料となっています。
Bitwalletよりは安いため一見良さそうに感じますが、次のようなデメリットがあります。
- 国内銀行送金が使えない
- 利用可能なクレジットブランドに制限がある
そもそも、VISAかMasterCardを持っている人ならば、XMに直接入金ができ、手数料もかからないため、STICPAYを使う必要がありません。
XMの手数料⑤:出金手数料について
XMへの出金方法は次の3つに大きく分けられます。
- クレジットカードまたはデビットカード
- 国内銀行送金
- オンラインウォレット(bitwallet/STICPAY)
それぞれには次のような手数料がかかってきます。
- 海外銀行送金
手数料:2,000円〜4,000円程度のリフティングチャージ
最低出金額:10,000円
出金上限:無制限
- クレジットカードまたはデビットカードの場合
手数料:無料
最低出金額:500円
出金上限:入金額と同額
- Bitwalletの場合
手数料:
XMからbitwalletへの出金は無料
bitwalletから国内銀行への出金は一律777円
最低出金額:500円
出金上限:入金額と同額
- STICPAYの場合
手数料:
XMからSTICPAYへの出金は無料
bitwalletへの出金は無料
STICPAYから国内銀行への出金は出金額の2.5%+600円
最低出金額:500円
出金上限:入金額と同額
入金の場合にかかる手数料と同じく、クレジットカードもしくはデビットカードのみが無料となっています。
一切手数料がかからないのは、クレジットカード/デビットカード
入金時同様、クレジットカード・デビットカードへの出金は手数料が無料となっていますが注意点が一つあります。
それは「手数料が無料なのは、入金した金額と同額までの出金に限る」という点です。
入金額を超える利益を出金する際には、海外銀行送金での出金が必要となるので注意しましょう。
つまり、クレジットカードやデビットカードを使って入手金を行なったとしても、入金額を超える利益を出金するためには、海外銀行送金で必要となるリフティングチャージ(約2,000〜4,000円)がかかってくることを頭に入れ置かなければなりません。
海外銀行送金におけるリフティングチャージについて
海外銀行送金で出金する場合に必要となるのが、中継銀行でのリフティングチャージと、国内銀行における受取手数料です。
銀行によってその金額は異なってくるものの、だいたいトータルで2,000〜4,000円かかってきます。
割と高額な手数料となることは否めません。
とはいえ、入金額以上の利益分を出金しようとすると、どうしても海外銀行送金が主な経路となってきます。
手数料の節約をするためには、ある程度まとまった金額での出金をすることが大切です。
少しずつ出金をしてしまうと、その都度手数料が取られ、実質の利益が削られてしまうことになります。
オンラインウォレットを活用して銀行に出金する場合の手数料
基本的に、XMからオンラインウォレットへ出金する際は手数料がかかりません。
しかし、オンラインウォレットから自分の銀行口座へ出金する際に、以下のような手数料がかかってきます。
- bitwallet:一律777円
- STICPAY:出金額の2.5%+600円
ご覧の通り、Bitwalletの出金手数料はかなり安いことがわかります。
海外銀行送金と比べると、約1,000〜3,000円程度安いということになります。
ところが、STICPAYの場合は、出金額の2.5%にプラスして、一律で600円の手数料が必要となります。
例えば、10万円出金しようとすれば、手数料は3,100円になるということです。
つまり、海外銀行送金の場合と大差がないと言えるのです。
これらのことを踏まえると、オンラインウォレットでの入出金はBitwalletが断然有利といえます。
手数料はその都度その都度の金額はそこまで高いとはいえません。
だからと言って、手数料を馬鹿にすることはできません。
結果的に積もり積もって大きな額となってしまう可能性が大いにあるからです。
せっかく得た利益ですから、無駄な手数料を払って削ってしまうことは避けなければなりません。
この記事をご覧いただき、XMでかかる手数料を削減し効率的に利益を得ることをおすすめします。
コメント