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トラリピとトライオートFXの違いを比較|どっちがおすすめか徹底解説

トラリピとトライオートFXは表面が似ていて、自動売買を始めたいがどちらにするか決めきれない30〜50代の方は多いのではないでしょうか。手数料はどちらも0円のため、安さだけでは選べません。本記事では、実質コスト=スプレッドの見方・運用思想・ロスカット指標・最低取引単位を公式情報で並べ、あなたの資金量とロットに合う方を場合分けで結論づけます。

仕組みと運用思想の違い|自分で設計するトラリピ・選んで始めるトライオートFX

仕組みと運用思想の違い|自分で設計するトラリピ・選んで始めるトライオートFXのイメージ

トラリピとトライオートFXの最大の違いは、注文を自分でレンジ設計するか、用意されたルールから選んで始めるかという運用思想にあります。

結論|手数料0円同士だからこそ「運用思想とコストの中身」で選ぶ

トラリピとトライオートFXのどちらが儲かるかという選び方は、実は的外れです。両者とも取引手数料は0円(参考)で、トライオートFXも取引手数料・口座開設費・管理費すべてが0円(参考)ですから、手数料という軸では選別できません。

だからこそ、選別ポイントが「手数料」から「実質コスト・運用思想・ロスカット指標・最低取引単位」という本質的な違いへ移るのです。

本記事が比較する4つの観点は、資金量とロット、そして自分の運用スタイルによって決まります。「自分で注文を設計したい」のか、「プロが用意したルールから選んで始めたい」のかという運用思想の違いが最大の分かれ目になります。

同時に、スプレッドという実質コストや、ロスカットの判定基準、少額運用時に重要な最低取引単位の例外ペアまで、一つずつ確認することが安全な選択につながります。

具体的には、次の4点で判断します。

  • ①実質コスト(スプレッドの見方)
  • ②運用思想(自分で設計する型か、選んで始める型か)
  • ③ロスカット指標(用語と判定基準の違い)
  • ④最低取引単位(例外通貨ペアの有無)

この4点を照らし合わせ、あなたの資金量とロット、そして「どちらの運用スタイルが心地よいか」を総合的に考えて選ぶのが、現実的で安全といえます。

結論を一言でまとめると、トラリピはレンジを自分で予想して新規と決済セットの注文を複数並べる設計型、トライオートFXはプロのルールを選ぶセレクトと自分で作るビルダーの2つの導線を持つ選択+カスタム型です。同じ「設定型リピート系の自動売買」でも、自分で設計したいのか、用意されたものから選んで始めたいのかという入口がまるで違います。

そして、どちらを選んでも避けられないのが相場急変時のリスクです。両サービスとも、急変時にはロスカットが間に合わず証拠金以上の損失が発生する場合があると公式に明記されています。だからこそ「どちらが儲かるか」ではなく、上の4点と自分の資金量・運用スタイルの相性で選ぶのが、遠回りに見えて最も安全な判断になります。本記事では、この4点を公式情報だけを根拠に一つずつ並べていきます。

トラリピは「レンジを自分で設計する」型|注文を並べて一度に発注する仕組み

まず仕組みから見ていきます。トラリピがどんな注文方法なのかを押さえると、向き不向きが判断しやすくなります。

レンジ内に注文を並べて一度に発注する「設計型」の動き

トラリピは、レンジを予想し、レンジ内に新規と決済がセットの注文(イフダン)を複数並べて一度に発注する注文方法(参考)です。この「設計型」という考え方が、トラリピの最大の特徴を象徴しています。

具体的には、ある通貨ペアが今後一定の値幅の中で上下すると予想した場合、その範囲(レンジ)に新規注文を等間隔で複数置き、それぞれに少し上の決済注文を自動的に紐付けて設定します。どの価格帯に、いくつの注文を、どれくらいの値幅で並べるかまで、すべてを自分で決めて一度に発注することが、トラリピの運用思想です。

この事前設計により、一度セットしたら相場が指定したレンジで動く限り、自動的に新規と決済の売買が繰り返されます。

この方式の利点は、自分の相場観や資金量に合わせて細かく調整できる点にあります。値幅を狭くして細かく利益を積み重ねるか、値幅を広くして大きな動きに対応するか、すべてが自由です。そのため、相場を深く理解している投資家や、自分の考えを反映させた運用をしたいトレーダーにとって、非常に透明性が高く、自分でコントロール感を持てる注文方法といえます。

特許取得済みの独自注文という位置づけ

トラリピは特許取得済みの独自注文で、トラップトレード+リピートイフダンという2つの技術を組み合わせた特許第4445006号にあたります。この特許取得済みという背景は、トラリピが単なる「複数注文の並べ置き」ではなく、自動繰り返し売買を実現する独自の技術体系であることを示しています。

マネースクエアが確立した注文ロジックこそが、トラリピの正体です。特許という知的財産の保護を受けているため、まったく同じ仕組みを採用するサービスは多くありません。

このような専有技術としてのポジションが、トラリピユーザーの側としては「運営会社が検証を重ねた独自の運用方法を採用している」という安心感につながっています。ただし、特許取得済みであることは技術の優劣を直接示すわけではなく、あくまで運用思想や実装方法がユニークであることを示す指標に過ぎません。

自分でレンジを決めるからこそ生じる手間とリスク

レンジ設計の自由度が高い分、トラリピには設計段階の手間が発生します。相場を分析して今後どの価格帯が現実的かを判断し、その上で注文数・値幅・証拠金の配分を計算する必要があります。初心者にとってこの事前設計は決して簡単ではなく、間違った予想に基づいてレンジを引くと、運用がうまくいかない可能性があります。

特に注意が必要なのは、レンジ予想が外れて相場がそのレンジを大きく下に超えてしまったケースです。その場合、仕掛けた新規注文は買い建玉として残り、含み損を抱えたまま決済が進まなくなります。

反対に相場が想定レンジを大きく上に抜ければ、用意した注文はすべて約定して手仕舞いになり、その先の値動きで利益を積む機会を逃すことになります。

つまり「予想がおおむね当たる」という前提を満たさない限り、自分で決めたレンジ設計の効果は限定的になるということです。設計の手間とリスクを理解した上で、「自分の相場観を注文に反映させたい」「細かいカスタマイズで自分好みの運用がしたい」という姿勢がある人には、トラリピは非常に向いた方法です。逆に、「複雑な設定は避けたい」「プロが用意したルールから選びたい」という志向なら、次に説明するトライオートFXの方が合致するかもしれません。

トライオートFXは「選んで始める+カスタムで作る」型|セレクトとビルダー

一方のトライオートFXは、自分でゼロから設計しなくても始められる導線を持っています。トラリピとの思想の違いがここに表れます。

プロのルールから選ぶ「セレクト」という入口

トライオートFXは、プロが作ったルールをリストから選ぶだけで始められる導線を備えています。これが、初心者にとって最大の優位性です。

セレクトの仕組みは、公式が複数の自動売買ルールを用意し、それらを通貨ペアや収益率の目安、リスク水準などから利用者が選べるというもの。トラリピのように「自分でレンジを決めよう」「値幅をいくつにするか」「注文数は何個か」という設計作業が不要です。

用意されたルールの中から「この通貨ペアと運用イメージなら自分の資金に合っている」という観点で選べば、設計に時間をかけずに運用を始められます。金融知識に自信がない、運用設計の複雑さは避けたいという方にとって、セレクトは文字どおり「選ぶだけ」という敷居の低さが特徴です。

数量・間隔・リスク管理を作り込む「ビルダー」

一方、トライオートFXはもう1つの導線を用意しています。それが「ビルダー」と呼ばれる機能です。セレクトで既成ルールから選ぶことが初心者向けなら、ビルダーは自分で条件をルール化して作り込みたい中級者以上向けの導線といえます。

ビルダーでは、通貨ペアを選んだ後、数量・注文間隔・損切り水準・利確幅といった細かいパラメータを自分で設定し、オリジナルの自動売買ルールを構築できます。たとえば、トレードスキルに自信がある方が「このペアは最近流動性が高まっている。いつもより狭い間隔で、多めのロットでいこう」という判断を反映させるのであれば、ビルダーでそのルールを作り、保存して運用開始できます。

つまり、トライオートFXは「選んで始める」と「作り込んで運用する」の両方の選択肢を用意しているわけです。

トライオートFXは2つの導線を持つ:セレクトで初心者は既成ルールから選び、ビルダーで中級者以上は自分でルール化できます。どちらの姿勢で入るかで、運用方法が大きく変わります。

通貨ペア数はトライオートが23・トラリピが18

仕組みと運用思想の違いは、取り扱い通貨ペア数にも表れています。トライオートFXの取扱通貨ペアは23通貨ペアであり、一方トラリピFXの取扱通貨ペアは18通貨ペア(参考)です。

この差は、単に「通貨ペア数が多い方が良い」という単純な優劣ではなく、運用の「選択肢の幅」の違いとして捉えるべきです。トライオートFXが23ペアを用意しているのは、セレクトで複数のルール選肢をユーザーに提供し、ビルダーでも多くの通貨ペアの中から運用対象を選べるようにするためです。

一方、トラリピが18ペアに絞っているのは、設計型の性質上、質の高い相場分析と十分なサポート体制を各ペアに充実させるという戦略の表れと言えます。ペア数の多少ではなく、「自分が運用したいペアがその中にあるか」「そのペアでの最小ロットは自分の資金に見合っているか」という視点で判断することが重要です。

コスト・ロスカット・最低取引単位の違いを比較表で確認

コスト・ロスカット・最低取引単位の違いを比較表で確認のイメージ

コスト・ロスカット・最低取引単位は数字が似ていても判定の中身が違うため、表で正確に並べて確認することが重要です。

コストは「手数料0円」では決まらない|実質コスト=スプレッドの見方

ここからは費用面です。手数料0円という共通点の裏で、実際に負担するコストがどこで生まれるかを見ていきます。

両社とも取引手数料は0円だが、コストはそこで終わらない

トラリピとトライオートFXの取引手数料はどちらも0円(参考)です。この部分だけを見ると「コストが同じ」と感じるかもしれません。ただし、手数料が同じだからこそ、実際に発生する費用は別の場所で見極める必要があります。

手数料0円というのは、あくまで注文を出すのに費用がかからないということ。その先にある取引コストの本体は、別の形で皆さんの口座から引かれていくのです。

手数料というのは取引業務の対価であり、その費用がなくなったからといって、取引にかかる総コストがなくなったわけではありません。代わりに別の形で、必ずどこかから引かれていくのが金融取引の現実です。だからこそ、次に見る「実質コスト」を理解することが、サービス選びの鍵になります。

実質コストはスプレッドで発生する|自動売買とマニュアルで異なる点に注意

手数料の先にある実質コストはスプレッド(買値と売値の差)で発生します。スプレッドは小さく見えますが、取引を重ねるたびに積み重なっていく費用です。注文1回ごとにカウントされるため、自動売買で頻繁に約定する場合、その影響は無視できません。

トラリピとトライオートFXを比較する場合も、「手数料が0円だから同じ」ではなく「実質コストのスプレッドが、実際にはいくらなのか」を比べるべきです。スプレッドは業者が設定する固定値ではなく、市場の状況に左右されるため、時間帯や市場の混雑度によって変わります。

トライオートFXの場合、スプレッドは市場流動性で変動し、自動売買とマニュアル取引で異なる(参考)と公式に明記されているのです。自動売買ルールを選んで実行する場合と、自分で手作業で発注する場合では、実は背後で負担するコストが異なる可能性があるということになります。

スプレッドは市場の流動性の変化に応じて変動いたします。スプレッドは自動売買取引とマニュアル取引で異なります。

出典:インヴァスト証券「取引概要」

つまり、同じトライオートFXの口座でも、自動売買のときと手動で発注するときでは、皆さんが負担するスプレッドが異なる可能性があるということです。これは公式の情報なので、選ぶ前に必ず確認しておきたい違いです。

スプレッドの実数値は変動するため、口座開設前に公式の最新値を確認する

スプレッドについて「A社は〇〇銭、B社は〇〇銭」という具体的な数値を比較しているサイトを見かけることがあります。ただし注意が必要です。スプレッドは市場の流動性に応じて日々変わるため、特定の数値を信じて判断すると、実際に取引開始後に「思ってと違った」という事態になりかねません。

さらに厄介なのは、スプレッドが固定ではなく、取引時間や市場の状態によっても変わるという点です。例えば経済指標の発表直前後や、市場が大きく動いている時間帯は、通常より広がることも珍しくありません。

安全な判断をするなら、自分で公式サイトに訪れて、その時点での最新スプレッド情報を確認するのが鉄則です。数値は変動するものだからこそ、比較記事の数字を唯一の根拠にせず、必ず自分の目で最新の情報を見て判断してください。

トライオートFXの公式ページでは取引ルールやスプレッド情報が掲載されています。口座開設を検討する際は、かならずそこで最新の数値を確認してから判断することをお勧めします。

ロスカット指標と最低取引単位を4列で比較|用語差と例外ペアまで正確に

コストの次は、損失を抑える仕組みと、いくらから始められるかです。水準は似ていても判定指標の名前が違うので、表で並べて確認します。

項目 トラリピ トライオートFX ポイント
取引手数料 無料(現行0円) 0円 どちらも手数料では差がつかない
取扱通貨ペア数 18通貨ペア 23通貨ペア 多い=優れるではなく希望ペアの有無で判断
最低取引単位 原則1,000通貨(一部3ペアは1万通貨) 原則1,000通貨(南アランド/円等は1万通貨) 例外ペアは少額運用の判断材料
ロスカット指標 証拠金維持率100%未満 有効比率100%以下 指標名と不等号が異なる
アラート水準 証拠金維持率150%未満・120%未満 有効比率150%以下・120%以下 到達したら早めに対応

ロスカットの判定指標が違う|証拠金維持率 vs 有効比率

一見すると数字が同じように見える「100%」ですが、実は指標の名前が異なります。トラリピは「証拠金維持率100%未満」でロスカットが発動し、トライオートFXは「有効比率100%以下」で執行されます。

この違いは重要です。トラリピの「未満」は100%に達する前に強制決済が起こることを意味し、トライオートFXの「以下」は100%ちょうどで決済対象になる可能性があることを示唆しています。実運用では両社ともほぼ同じ感覚で対応できますが、極めて厳しい相場局面では判定のタイミングがズレる場合も考えられます。

さらにアラート水準も並行して設定されています。トラリピは証拠金維持率150%未満・120%未満の2段階で警告が出され、トライオートFXは有効比率150%以下・120%以下で通知されます。この段階的な警告を活用することで、相場急変時に冷静に対応する時間を確保できます。

最低取引単位は例外ペアで差が出る|少額運用の判断材料

「1,000通貨から取引可能」という宣伝文句は両社ともありますが、実は例外があります。

  • トラリピ:15通貨ペアが1,000通貨以上で100通貨単位の取引ができる反面、残り3つの通貨ペアは1万通貨以上・1,000通貨単位という制限を受ける
  • トライオートFX:原則1,000通貨単位だが、南アランド/円とノルウェークローネ/スウェーデンクローナは10,000通貨単位で取引する必要がある

少額で自動売買を始めたいユーザーにとって、この差は実際のポジションサイズに直結します。もしマイナー通貨ペアの変動性を活かしたいのに、最低10,000通貨の投資が必要になれば、必要証拠金が跳ね上がるからです。例えば18通貨ペア全てで均等にポジションを構築したい場合、例外ペアの有無や数が資金配分計画に影響を与えます。自分が狙いたい通貨ペアがリストの「例外組」に入っていないかは、口座開設前に確認しておくべきポイントです。少額からの必要資金とリスクの考え方は、トラリピは少額10万円から始められる?必要資金とリスクを実践解説でも詳しく整理しています。

両サービス共通のリスク|証拠金以上の損失が発生する場合がある

比較で安心しきる前に、両者に共通する最も重要な注意点を押さえておきましょう。

急変時はロスカットされ、証拠金以上の損失が出る場合がある

ロスカット指標と最低取引単位の違いを比較してきましたが、その大前提として知っておくべき共通のリスクがあります。相場が急激に変動した場合、ロスカット執行が間に合わず、証拠金以上の損失が発生する可能性があります。

重要な注意:両サービスとも急変時には有効比率・証拠金維持率を大きく割り込み、ロスカットや証拠金以上の損失が発生する場合があることが公式に明記されています。

例えば経済指標発表直後や金融市場のパニック局面では、数秒の間に相場が数円動き、ロスカット指標に到達してもシステムが強制決済を出すまでの間にさらに相場が動く可能性があります。この場合、証拠金を超える損失が口座から引き出されることになります。

トラリピとトライオートFXのいずれでも、この急変時のリスクは両社ともに存在するため、コストや指標の違い以前に、こうしたリスクが起こり得ることを認識することが重要です。

「放置で利益」ではない|余裕資金で始める前提を持つ

自動売買は「設定したら放置で利益が出る」と紹介されることがありますが、これは誤解です。トラリピのレンジが相場の実際の推移と合わなければ損失が出ます。トライオートFXのルールも、想定した相場環境が続かなければ同じです。

どちらでも完全な放置ではなく、定期的に確認と対応が必要です。だからこそ、余裕を持った資金で始めることが重要です。証拠金を限界まで削って始めると、小さな相場変動で証拠金維持率が急低下し、ロスカットに近づきやすくなります。一方、推奨証拠金以上で余裕を持って始めれば、相場の小さな変動に耐え、対応する時間と心の余裕が生まれます。次のセクションで資金配分について詳しく見ていきますが、ここでは「自動売買は余裕資金が前提」という認識が重要だと押さえておいてください。

結論|資金量・ロット・初心者度で選ぶ「あなたはどっち」

どちらが儲かるかでは選べないため、資金量・取引したいロット・自分で設計したい度合いの3点で「あなたはどっち」を決めるのが現実的です。

場合分けで選ぶ|自分で設計したいトラリピ・選んで始めたいトライオートFX

ここまでの違いを、読者の状況に当てはめて整理します。自分がどちらに近いかで判断してください。

トラリピが向いている人

  • レンジを自分で予想して、注文を配置するのが好きな人
  • 18通貨ペアで十分に運用できる人
  • 運用に手間をかけて、細かく調整したい人
  • すでにFX取引の経験があり、レンジ設計に自信がある人

トライオートFXが向いている人

  • プロが作ったルールを選んで始めたい初心者
  • 23通貨ペアの中から選択肢が多い方がよい人
  • 最初は選んで始めて、将来的にビルダーでカスタマイズしたい人
  • レンジ設計の手間を減らして、すぐに運用を開始したい人

トラリピが向いている人|レンジを自分で設計したい・運用に手をかけたい

トラリピはレンジ内に新規と決済セットの注文を複数並べて一度に発注する設計型です。自分でどの価格帯(レンジ)で運用するかを予想し、そのレンジ内に注文を配置します。つまり、通貨ペアごとに「今後このペアは○○円から△△円で推移する」と判断して、自分でレンジを決める作業が必要ということです。

この設計作業が「やりがいがある」「細かく調整したい」と感じるなら、トラリピが向いています。運用中に相場が思った方向と異なれば、レンジ外に推移してしまい、利益が出なくなるリスクもあります。ですが、自分の予想が当たれば、自動売買がそのレンジ内で繰り返し利益を拾うので、やり込みがいがあります。

また、取扱通貨ペアは18通貨ペアです。主要な通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円など)で十分という方や、一定の種類の中から選べれば問題ない方なら、通貨ペア数での不便は感じられないでしょう。

トライオートFXが向いている人|選んで始めたい初心者・将来カスタムもしたい

トライオートFXはセレクト(選ぶ)とビルダー(作る)の2導線を持ちます。セレクトなら、プロが用意したトレードルールの中から「この戦略なら自分に合いそう」と思うものを選ぶだけで運用を開始できます。レンジ設計の手間がないため、初心者でもすぐに自動売買を始められるのが強みです。

一方、ビルダーで自分のルールを作り込むこともできます。最初は「セレクトで選んで始めて、慣れてきたらビルダーで数量や注文間隔をカスタマイズしたい」という段階的な使い方も可能です。このように選んで始めて、将来的に自分で作り込みたいと考えている方に向いています。

取扱通貨ペアは23通貨ペアとトラリピより5ペア多く、選択肢の幅があります。希望の通貨ペアが見つかりやすく、多くの選択肢の中から戦略を選びたい方に合っています。

資金は推奨証拠金を目安に|余裕を持った金額で始める

どちらのサービスを選ぶにせよ、最も大切なのが資金計画です。トライオートFXの公式では、各トレードルールに推奨証拠金として運用資金の目安を掲載し、推奨証拠金以上で始めることを推奨しています。この推奨証拠金は、ルール運用時に急変があった場合でも、ある程度の安全マージンを保つために設定された金額です。

推奨証拠金を下回る資金で始めると、急激な相場変動があった際にロスカット水準に近づきやすくなります。同じルールでも、入れた資金が推奨証拠金より少ないほど、小さな変動で証拠金維持率が大きく低下し、ロスカットのリスクが高まります。

少額でも始められるのが自動売買の利点ですが、「少ないお金でも安全」という意味ではありません。資金が限られている場合は、推奨証拠金より少額で始めることになるかもしれません。その場合も、最低取引単位を参考に、自分が負担できる損失範囲を明確にしてから運用を開始することが大切です。トライオートFXの公式ページ(参考)や口座開設前の公開情報で、最新の推奨証拠金と通貨ペア情報を確認してから、最終的な選択を判断してください。

口座開設前に確認したいチェックリスト

最後に、口座開設前に確認しておきたい項目をまとめます。判断に迷ったときは、ここまで整理した手数料・実質コスト・運用思想・ロスカット指標・最低取引単位の5つの軸に立ち返ると、自分に合うほうが見えてきます。

チェックリストの考え方|6つの判断材料を口座開設前に埋める

トラリピとトライオートFXのどちらを選ぶ場合でも、確認すべき判断材料はほぼ共通しています。手数料・実質コスト・最低取引単位・ロスカット指標・リスク・資金計画の6点は、後から「思っていたのと違った」とならないために、口座開設の前に一つずつ押さえておきたいポイントです。

とくに実質コストのスプレッドと推奨証拠金は、市場の状況やトレードルールによって変わるため、比較記事の数字を鵜呑みにせず、口座開設の直前に公式ページで最新値を確認しておくと安心です。下のチェックがすべて埋まってから口座開設に進んでください。

そのまま使える確認リスト

次の6項目を上から順に確認してください。ひとつでも自信を持って「はい」と言えない項目があれば、いったん立ち止まって本文の該当箇所を読み返すと、判断のヌケモレを防げます。チェックは一度で終わらせず、資金額や運用したい通貨ペアが変わったタイミングで見直すと、運用開始後のミスマッチも減らせます。とくに資金計画とロスカット指標の2点は、相場が大きく動く前に必ず再確認しておきたい項目です。

  • 取引手数料はトラリピ・トライオートFXとも0円(手数料での差はないと理解した)
  • 実質コストはスプレッドで発生し、トライオートFXは自動売買とマニュアルで異なる点を公式で最新確認した
  • 最低取引単位の例外ペア(トラリピの一部3ペア/トライオートの南アランド円等が1万通貨)を確認した
  • ロスカット指標の違い(トラリピ=証拠金維持率100%未満/トライオート=有効比率100%以下)を理解した
  • 急変時は証拠金以上の損失が発生する場合があることを理解した
  • 推奨証拠金を目安に、余裕を持った資金で始める計画を立てた

よくある質問(FAQ)

口座選びでよく寄せられる疑問を、公式情報の範囲で簡潔にまとめました。公式で最新のスプレッド・推奨証拠金・通貨ペア(参考)を確認したうえで、あなたの資金に合うほうを選んでください。次のよくある質問も、最終判断の前に目を通しておくと迷いが減ります。

Q. トラリピとトライオートFXはどちらが手数料が安いですか?

取引手数料はどちらも0円なので、手数料での差はありません。ただし実質コストはスプレッドで発生し、トライオートFXは自動売買とマニュアルでスプレッドが異なると公式に明記されています。最新のスプレッドは公式ページで確認してから比較してください。

Q. 違いを一言でいうと何ですか?

運用思想が違います。トラリピはレンジを予想して新規と決済セットの注文を自分で複数並べる設計型、トライオートFXはプロのルールを選ぶセレクトと自分で作るビルダーの2導線を持つ選択+カスタム型です。自分で設計したいか、選んで始めたいかが分かれ目になります。

Q. ロスカットの基準は同じですか?

水準は近いですが判定指標が異なります。トラリピは証拠金維持率100%未満、トライオートFXは有効比率100%以下でロスカットされます。いずれも急変時には証拠金以上の損失が発生する場合があるため、余裕を持った資金で運用することが大切です。

Q. 少額でも始められますか?

どちらも原則1,000通貨単位から取引できますが、トラリピの一部3通貨ペアやトライオートFXの南アランド/円・ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは10,000通貨単位が必要です。トライオートFXは各ルールに推奨証拠金が掲載されているので、それを目安に資金を準備してください。

Q. 通貨ペアの数はどちらが多いですか?

取扱通貨ペアはトライオートFXが23通貨ペア、トラリピが18通貨ペアです。数が多いほど選択肢は広がりますが、多ければ優れているわけではなく、運用したい通貨ペアが含まれているかで判断するのが現実的です。

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