今回はExnessの口座の1つである「プロ口座」を紹介します。
Exnessの口座はプロ口座の他に3種類あり、それぞれ特徴が異なっています。
各口座の違いは大小さまざまありますが、トレードスタイルやFXの取り組み方にあった口座を選ぶとトレードにかけるコストが抑えられたり利益が上げやすかったりします。
ここでは「プロ口座のメリットとデメリット、さらにはプロ口座をおすすめする人のタイプについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
プロ口座とそれ以外のExness口座の違い
スタンダード口座 | プロ口座 | |
---|---|---|
該当する口座 | スタンダード口座 | ロースプレッド口座 ゼロ口座 プロ口座 |
最低入金額 | $1~ | $1,000~ |
最初にExnessのプロ口座とそれ以外の口座の違いについて紹介します。
Exnessにはプロ口座の他に「スタンダード口座」「ロースプレッド口座」「ゼロ口座」があります。
大きく分けると「スタンダード口座」と「プロ口座」「ロースプレッド口座」「ゼロ口座」の2種類に分けられますが、両者の大きな違いは「最低入金額」です。
スタンダード口座は$1(約110円)から入金できるため、FXに使えるお金が少なくてもすぐにトレードを始めることができます。
それに対してプロ口座を含む3口座は最低入金額が$1,000(約11万円)のため、まとまったお金をExnessの口座に入金しなければいけません。
また同じ最低入金額の3口座でも、細かい違いはあります。
プロ口座と他の3口座の細かい違いについてはこちらのページで紹介しているので、各口座の比較をする時の参考にしてください。
Exnessのプロ口座のメリット
Exnessのプロ口座には数多くのメリットがあります。
特に次の5点は他のFX会社に比べて大きな違いでもあるのでぜひ知っておきましょう。
口座に関わる手数料が無料
Exnessのプロ口座は口座開設や口座維持といった口座を持つために必要な費用が一切かかりません。
また口座にお金を入金したり引き出したりする手数料もかかりませんから、お金の移動を頻繁に行っても大丈夫です。
口座に関する手数料がいっさいかからないため、FXで出した利益はそのまま自分の懐に入ってきます。
取引手数料を掛けずにトレードできる
Exnessのプロ口座はロースプレッド口座やゼロ口座と違い「取引手数料」も発生しません。
取引手数料はトレード1往復(エントリー→決済)につき発生する費用のことで、トレード回数が多ければ多いほど取引手数料がかさばっていきます。
しかしExnessのプロ口座は取引手数料がゼロ円ですから、取引手数料を気にせず「好きなタイミング」で「好きな回数」トレードができます。
追証がない
追証があるFX会社の場合、追証を支払わない限り同じ口座でトレードできないため、FXで損失を出した分のお金をキッチリ支払わないといけません。
しかしExnessのプロ口座では「追証」がないため、証拠金以上の損失が発生しても超過した分は支払わなくても良いのです。
もちろんプロ口座にお金がなくなったら追加で入金すればすぐにトレードを再開できます。
背負いきれない損失を抱える必要がないのもExnessのプロ口座の大きなメリットといえるでしょう。
ロスカット水準が0%
Exnessのプロ口座ではロスカット水準が0%のため、含み損が証拠金を上回らない限り強制ロスカットにはなりません。
ロスカット水準が0%ということは証拠金を上回らない分の含み損を保有できるため、価格が反転する前に強制ロスカットになった…といった事態がなくなります。
いったん損切りして再エントリーをしなくても証拠金ギリギリまで含み損を持てるのは、特に逆張りでエントリーしているから人からしたら嬉しいですよね。
即時決済で「スリッページ」が起こらない
Exness以外の3口座(スタンダード口座、ロースプレッド口座、ゼロ口座)は注文方法が「成行約定」のため、注文が約定されるのに時間がかかってスリッページが発生する場合があります。
しかしExnessのプロ口座では注文すると即時約定されるためスリッページが発生しません。
つまり、自分が希望する価格で必ずエントリーができるのです。
特に大きな金額でトレードする場合、1pips違うだけで実際の結果に大きな違いが生まれますので、即時約定されるのはありがたいですよね。
Exnessプロ口座のデメリット
Exnessのプロ口座にはさまざまなメリットがある反面、デメリットもあります。
特に次の3点はExnessのプロ口座を利用するうえで知っておくべきポイントなので、しっかり理解しましょう。
トレードできる銘柄は少なめ
銘柄 | スタンダード | ロースプレッド | ゼロ | プロ |
---|---|---|---|---|
為替 | 107種類 | 82種類 | 97種類 | 82種類 |
貴金属 | 10種類 | 8種類 | 10種類 | 8種類 |
株式指数 | 10種類 | 9種類 | 9種類 | 10種類 |
個別株 | 71種類 | 71種類 | 71種類 | 71種類 |
原油 | 2種類 | 1種類 | 2種類 | 1種類 |
仮想通貨 | 13種類 | 12種類 | 12種類 | 13種類 |
Exnessのプロ口座は他のExnessの口座に比べてトレードできる銘柄が少なめです。
特に通貨ペアはもっとも多いスタンダード口座と比べると20種類以上少ないので、色々な通貨ペアを使ってトレードするには不向きです。
とはいえ、メジャーな通貨ペアやマイナー通貨でも有名な通貨ペアはプロ口座でも使えるようになっています。
ノルウェーやデンマークなど北欧の国の通貨ペアやロシアの通貨ペアなどかなりマニアックな通貨ペアを使いたい人以外は大きな問題ではないでしょう。
ゼロ口座やロースプレッド口座よりスプレットが広め
通貨ペア | スタンダード | ロースプレッド | ゼロ | プロ |
---|---|---|---|---|
USD/JPY | 1.1 | 0 | 0 | 0.7 |
EUR/JPY | 1.9 | 0.4 | 0.1 | 1.2 |
GBP/JPY | 2 | 0.5 | 0 | 1.3 |
EUR/SUD | 1 | 0 | 0 | 0.6 |
GBP/USD | 1.2 | 0.1 | 0 | 0.7 |
Exnessのプロ口座は他のFX会社に比べれてスプレッドはせまめに設定されていますが、同じExnessの口座と比べると広く感じられます。
特に「ロースプレッド口座」や「ゼロ口座」はスプレッドがない「スプレッドゼロ」の銘柄もあるため、気になるところではありますよね。
ただ「ロースプレッド口座」と「ゼロ口座」はスプレッドが狭い反面、取引手数料が発生するためトレードにおける総合的なコストはそこまで大きな違いはありません。
トレードスタイルによってはプロ口座の方がトレードコストを抑えられるため、スプレッドだけで判断しないよう注意しましょう。
レバレッジ無制限が活かしにくい
Exnessの口座はレバレッジを無制限にかけられますが、レバレッジ無制限でトレードするには上の条件を満たす必要があります。
しかしExnessのプロ口座は最低入金額が$1,000のため、レバレッジ無制限の条件である「有効証拠金が$1,000未満」を満たすのが難しく、レバレッジ無制限にしにくいデメリットがあります。
とはいえ、もともとExnessはレバレッジを最大2,000倍とかなり高くかけられるので、無理して無制限にしなくても大丈夫です。
Exnessでプロ口座がおすすめの人
最後にExnessの中で「プロ口座」の開設をおすすめする人の特徴をまとめました。
次の3つのうち1つでも該当するのならExnessの中でもプロ口座がおすすめです。
裁量トレードをしている人
Exnessのプロ口座はスリッページが発生しないため、注文したらすぐ約定します。
そのためEAを使ってシステマティックにトレードするよりも自身でトレードチャンスを見つけ「ここだ!」と思ったら即トレードする「裁量トレード」をしている人におすすめです。
プロ口座を使ってEAを駆使したシステムトレードもできなくはないですが、取引できる通貨ペアの数やスプレッドの広さを考えると最適とは言えません。
トレードスタイルが「デイトレ」の人
Exnessのプロ口座はロースプレッド口座やゼロ口座に比べるとスプレッド幅が広いため、1回のトレードで利益に転ずるまで大きめの値動きが求められます。
そのため、細かい利益を狙うスキャルピングよりはより大きな利益を狙う「デイトレード」主体で取り組んだ方が安定した利益が見込めるでしょう。
また、より大きな値動きを狙ってポジションを数日間保有する「スイングトレード」主体でトレードしている人も、Exnessの中ではプロ口座がおすすめです。
FX経験が一定以上ある人
Exnessのプロ口座は最低入金額が$1,000(約11万円)とまとまったお金を入金しなければいけません。
そのため気軽にFXを体験するには不向きの口座と言えるでしょう。
すでにFXである程度利益を出している人で、現在使っている口座に対してなにかしらの不満を抱えている人の乗り換え先の口座としてExnessのプロ口座はおすすめです。
特に口座に関する「手数料」に不満を持っている人はぜひともExnessのプロ口座に乗り換えましょう。
最後に
以上、Exnessの「プロ口座」について紹介しました。
Exnessのプロ口座は口座の開設・維持に関する手数料はもちろん取引手数料も発生しないため、あまり手数料を支払いたくない人にはおすすめの口座です。
またExnessの口座の中では唯一スリッページが発生しない口座でもあるため、裁量トレードで取り組んでいる人には嬉しい機能ですよね。
他のExnessの口座に比べるとスプレッド幅が広かったりトレードできる通貨ペアが少ないといったデメリットはありますが、メジャーな通貨ペアで大きな利幅を狙うトレードスタイルであれば、そこまで気にする必要はありません。
現在すでに別のFX会社の口座でトレードしていて、サブの口座を考えていたりメインの口座の乗り換えを検討しているならExnessのプロ口座はおすすめなのでぜひ開設してみてはいかがでしょう。
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