XMの利用開始を検討している方やXMを既に利用しており、取引時間について再確認したいという方向けにXMの2021年の休日と取引時間と、休日の注意点を解説しています。2021年の最新情報を反映した内容となっているため、参考にしてください。
XMの2021年の取引時間
XMの2021年の取引時間は日本時間の月曜日の早朝から土曜日の早朝です。この時間内であれば24時間いつでも取引できます。
しかしXMではサマータイムと冬時間が存在し、取引時間が異なるため注意が必要です。サマータイム(夏時間)は欧米やオーストラリアで導入されている3月〜11月に日照時間の調整を目的に時間を1時間早める仕組みを指します。サマータイムと冬時間でのXMの取引時間は次の通りです。
サマータイム | 冬時間 | |
取引時間 | 月曜日06:05〜土曜日05:50 | 月曜日07:05〜土曜日06:50 |
MT4上の時間 | 月曜日23:05〜土曜日22:50 | 月曜日00:05〜土曜日23:50 |
XMのサマータイムは10月の最終日曜日午前1時から3月の最終日曜日午前1時までです。サマータイムの開始時期は国によって異なり、値動きの時間帯は異なりますが、取引時間という観点ではXMのサマータイムの時期を理解しておけば十分です。
XMの2021年の休日
XMの2021年の休日について解説していきます。値動きの特徴についても触れているので、理解しておきましょう。
土日
XMはどの金融商品であっても平日のみ取引可能で、土日には新規注文や決済などはできません。為替市場が休場のためです。東京・ロンドン・ニューヨーク市場をはじめとするほとんどの市場が土日は休場となっており、為替取引は行われません。
ただ中東の国の中には土日ではなく金曜日が休みの国もあるため、小さいながらも為替は動いています。また土日に大きな事件や出来事、大口取引があれば、大きく為替が動くこともあるため注意しましょう。
なおXMでは土日には日本語サポートも休みです。
祝日
日本の祝日はゴールデンウィークを含め、通常通りに取引可能です。日本の祝日で東京市場が休場していても、海外にとっては祝日ではなく、市場がオープンしており、為替レートの更新が行われています。ただ日本の祝日には、円相場が通常とは異なった動きを見せることが多いです。
日本の祝日は円相場と密接な関係にある株式市場も休みなうえ、銀行や機関投資家の売買もないため、円相場は動きがゆったりする傾向があります。また取引量が減少するため、円がらみの通貨ペアはスプレッドが広がる傾向があります。XMはスプレッドが固定でないため、注意しましょう。
海外の祝日と日本の祝日と同様です。例えばアメリカが祝日の日でも他の市場がオープンしており、XMで取引できます。しかしドルがらみの通貨ペアは動きがゆったりし、スプレッドが増加することが多いです。
イースター・クリスマス
イースターは欧米ではクリスマスと同様に重要な宗教的なイベントです。2021年のイースターは4月4日(日)です。欧米では4月2日(金)〜4月5日(月)はイースター休暇となり多くの市場が休場します。
イースター休暇中も東京市場は開いており、通貨ペアは取引が可能ですが、多くの通貨ペアで通常とは異なる動きがあるほか、スプレッドが広がる傾向があります。またゴールドなど通貨ペア以外の金融商品は取引時間が変更されることが多いです。イースターが近づくとXMから案内があるため、確認してください。
クリスマスはXMでは取引できません。クリスマスが平日の場合、東京市場はオープンしていますが、XMでは取引できないことに注意しましょう。
年末年始
2021年のXMの年末年始のおおよそのスケジュールは以下の通りです。なお例年の傾向からのスケジュールであり、正確なスケジュールは年末に発表されるXMからの公式情報を確認してください。
日付 | 取引時間 |
12月24日 | 時短営業 |
12月25日 | 休み |
12月26日〜30日 | 通常営業 |
12月31日 | 時短営業 |
1月1日 | 休み |
1月2日 | 土曜日のため休み |
1月3日 | 通常営業 |
年末年始は取引量が減少し、相場が乱高下しやすくなります。銀行や機関投資家は年間目標があり、達成していない場合に、投機的なトレードを仕掛けることがあるのも、相場が荒れやすい原因です。毎年12月第3週から1月第2週はこの傾向が続きます。
2019年1月3日には1分間でドル円が約4円も急騰するフラッシュクラッシュが発生しました。フラッシュクラッシュは短時間で為替相場が1方向に大きく変動することです。取引量が減少し、流動性が低い相場で発生します。年末年始前には保有するポジションを全て決済するリスクヘッジが重要です。
XMの休日の注意点
XMの休日についての3つの注意点を解説していきます。
XMでは休日・取引時間外は取引できない
XMでは休日・取引時間外は取引できません。通常指値注文や逆指値注文を入れておくと、指値に指定した相場が値に達すれば、自動で利確・損切りを行ってくれます。しかし指値注文・逆指値注文を入れておいても、取引時間外では決済されることはありません。
またロスカットが発動することもないため、損失が膨らむ可能性があります。また休日はXMのサポートを受けることもできません。メール問い合わせを行うことは可能ですが、営業時間内での対応となるため、返事は翌営業日までは帰ってきません。
なお休日でも口座開設やクレジットカード・オンラインウォレットによる入金は可能ですが、口座の有効化は本人確認書類審査が営業時間内で行われるためできません。また銀行入金も銀行が休みのため同様です。出金申請を行うことは可能ですが、対応は土日明けの月曜日以降となります。なお休日に未決済ポジションを保有している場合、証拠金レベルが400%以下に落ち込む出金申請は受け付けていません。
休日のポジション持ち越しに注意
休日はポジションを持ち越さないように注意しましょう。週末と週明けの相場が一変しており、大きく値が飛んで、取引時間の開始と同時にロスカットとなるといったケースは珍しくありません。週末から週明けには隣り合う足で値が飛ぶ「窓」ができることがあります。
窓が開き50pips以上も変動することも少なくありません。相場がどちらに動くか予想できない状態でポジションを持ち越すのは2分の1でギャンブルしているのと同じです。確固たる根拠がない場合には、金曜日の取引時間終了前に決算しておきましょう。
またXMでは窓埋めトレードは禁止されているため、休日明けの月曜日の早朝に窓埋めトレードを行うのもおすすめしません。
取引時間の±10分間はチャートが動くことがある
XMでは月曜日の取引開始時間の5分前から取引開始時間と、土曜日早朝の取引終了時間後10分間はチャートが動くことがあります。しかし取引時間外であり、取引を行うことはできません。勘違いしてしまわないように注意しましょう。
まとめ
XMの主な休日は土日とクリスマス、年始の1月1日です。
それ以外の日にはXMは取引可能ですが、東京市場がオープンしていても、ニューヨーク・ロンドン市場が閉場しているケースや、その逆のケースでは取引ができても、スプレッドが拡大する可能性や、流動性が低いため相場が乱高下する可能性が考えられます。
休日の前にはポジションを決済し、FX初心者の方はイースターや年末年始はトレードを避けるのがおすすめです。
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